フィルター切らしフレンチプレスで淹れたのは色んな意味で苦い珈琲
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夏が来た暑くて暑くて堪らない核の怯える事しなさいと
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じいちゃんの記憶はまばらに溢れてて哀しいくらいに白く澄みゆく
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蚊コナーズ買っとかなくちゃいけないなあそことあそこどこそこあれも
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なんだろな虫に刺された蚊だろうかおでこと首の後ろが痒い/いよいよ季節
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生花店看板犬に気に入られ毛にまみれをりスーツのズボン
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我が妻に母あがないしかすみ草、ヒマワリ、百合のほかは分からず
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「彼女」ではなく「恋人」と友達に わたしのことを言う君が好き
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題名もない本の行間をどこまでも往くこがねいろのひかり
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涙さん一人去ったらまた一人私は普通に生きたいだけだ
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散る花の影を見せていた光源は今や雨中の紫陽花を照らす
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名称に惹かれて一度降りてみた「六地蔵駅」 梅雨晴れの空
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除夜の鐘やめる寺ある今生に『おーい、お茶』てふ、価値の混沌
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振る舞いにラベルつけたき人ありて したり顔する 外野席にて
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エアコンで冷えた体にジャージ来て萌袖してる女子はかわいい
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もくもくと夏の気配を吸い込んで雲は大きく眩しく光る
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弁当を食べるか迷う腹心地はらごこち四限にあった調理実習
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爺婆はわがまま非ず正直ぞ人生真理目醒めたがゆえ
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愛犬を偲べば偲ぶほど 二度と会へぬ現実 今は悲しき
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髪を切り 口紅かへて 待ち合はせ 驚く顔を 愉しみにして
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逃げなさい今辛いなら逃げていい逃げ切れぬ事見えて来るまで
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気がつけば狭さが嫌な家だった今では一人広さがつらい
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冬のはふっくら丸いすずめさえ夏の細身でちょんと横切る/別もの
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天気痛 フケた反動 四輪車 今日に限って 爽風が吹く
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万博のキャラのぬいぐるみを持って道行く人々 人博覧会
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それっぽい漢方 胃で混ぜ こんなんでええのかなぁと 虚空に訊いた
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いつまでも たまの散歩が楽しいと 共に歩ける私でいよう
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ねこといふ いきものなれば きまぐれで いとしきものよ かじられてもなほ
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照らされて生まれた私の影をる こいつらの守護霊として立つ
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手のひらの温もりを知る銀鳩の我が顔うつる小さな瞳
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