「いいね」などなかった時代が良かったね 少し寂しき。サラダ食みつつ
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どんよりと こころの風邪は 深まりて 切先にぶき 言の葉の罪
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ねえ 死なないでね 俺生命線長いから大丈夫 はは
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チュンチュンと雀の挨拶聞きながら味噌汁啜るありがたき朝
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朝ご飯 今日はバナナを加えよう 力が必要 もっと力が
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おとうちゃん まだおきにゃいのと ねこさわぐ おとうちゃんはね きょうおやすみよ
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初春も癌の治療の始まる日 枯れ野の径に白き水仙
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「立つんだジョー」我と我が身に投げかける ホカペのうえで平たくなって
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希望者は冬眠してよい法律を! ムーミン谷の例に倣って
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だいじょうぶ子どもは育つ歩き出す母の手なんか見向きもしない (元不登校児の母)
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楽しいの糸をくるくる手繰ってく何処へ繋がる糸かも知れずに
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天下布武 世界レベルで試みし 王らの夢は一代限り
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よーいどん列車開けばスタートだ通路階段出口がゴール
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忙しなく人々行き交う駅構内合間縫うようしゅるりと進む
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寝てるだけウオーキングも体操もしてないけれど柔軟だ猫
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届いても 届かなくても あなたには 応援してる 人がいるから
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積読の中に埋もれたあの頃のアイデンティティと出会い沈黙
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厳冬の朝の布団のぬくもりは離れがたきもう少しだけ
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明けた空キラリ微笑ほほえむ月がいて 微笑み返す今日は記念日
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社会の鉄格子たる掟なり 返事はいつも「Yes」か「はい」だけ
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降車せし バス停の傍 出迎へり 冬の花壇に 水仙笑ふ
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おさしみや半額のシール越しにみる朝はまぶしいからカーテン閉めるね
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泣いている私を朝まで抱きしめて起きたらキスしてくれるのは毛布だけ
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奇妙でもこの言葉たち紡がせて 伝わらなくてもいいからどうか
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変わること変えることなどできないとあきらめたとき親子になった
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遠い日の君の涙を思い出し眠れなくなるこんな夜には
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題∶「モーニングコーヒー」​  白みゆく  空と黒きを  飲み干して  時良くなりぬ  いざ参ろうぞ 
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即興で下ネタにして子は笑う「読み聞かせ」とはちがうな、これは
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この上なく 遠いお空に 下弦の月 むせび泣くよう 寒夜かんやに揺れて
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読み違え一太歯ぎしり足元で小川ながれるせせら笑って
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