神さえも霧に隠れて幻に 囁く音は雨・川・温泉
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憂鬱は雨降りだけのせいじゃなしミックスナッツとココアを摂ってる
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遠き日を 思いを馳せる せせらぎは 秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 川の音ね遠く  忍ぶその影 歌を詠む 
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食べさたが 痩せたさよりも 上まわる 深夜のコンビニ 2個のファミチキ
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残雪の田からカエルの声響き さすがにちょっと早か無いかい?
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旅に発て着の身着のまま知らぬ街立つ駅頭の新鮮さ
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信じたの 星の名前に詳しくて 裏表がない人だから
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雷雨去り纏わる湿気の重たさに春の先なる季節がぎる 
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あとちょっと もう少し待って 髪型が 決まらないって 行くのコンビニ
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たまにはと昆布と鰹で出汁をとりうどんをすする春雷の宵
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混じり気のない殺意だけ転がして明日の運勢占ってみる
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人間の 春を見続け 人間の 醜さなんか 知りたくなかった
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わたくしの 椿のような 恋心 終わった時に 「落ちた」と呟く
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門口に座布団積みて哄笑わらひと ズレた軸に手添えなきを悔ゆ
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罫線が 五線譜なのよ 聞こえない? そう言わたら ソラミミだわー
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雨のなか行ってらっしゃい伝えれば君のリュックに花片ひとつ
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雨上がり 脳にお酒の 水たまり 揺れ降る桜 見納めの頃
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一点変ロ音の 音程の冴え 確かなる 柱時計の とき告げる音
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世界中 似たような事 起きていて 進化はしても 猿の末裔
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あんみつの求肥ぎゅうひもぐもぐ君を見て忘れていたよ交際記念日
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その姿 酌量の余地非ずして 厭われし者 朱色の百足ムカデ
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好きだった彼女の声を聞きたくてまだ捨てきれず昔のガラケー
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さくら花枝からはらり山道は薄日に白く雪化粧
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これによりファミマが西日に14,5枚標準画質で送った時点で
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微睡まどろみて 隣席りんせきの人に 触れぬやう 眠気覚ましに 歌を推敲すいこう
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ぱっくりとヒビアカギレで皮膚われて冬越え今日も痛くて春
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春雨に髪をぺたりと撫でられて金曜の夜はなにも怒らぬ
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「逢いたかったではごはんか」と言える人は 皆歴史の物語の中
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手のひらを天に差し伸べ確かめる傘さすほどの憂いかどうか
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新人の頃の自分に伝えたい 場数踏んでも緊張はする
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