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駅ビルの改装と 消
へ
(
え
)
ゆく老舗 変
はらふ
(
わろう
)
とせし 最寄りの駅や
21
ぴぃぴぃと プリンター泣く 職場にて 激務預けて 空回る椅子
7
梱包が悪かったので星ひとつ ここは商品評価するとこ!
4
砂に描く風紋かぜの置手紙 上書きするもまた同じ風
9
爽籟や穂高に高きジャンダルム 雲を従へ天を衝くごと
5
活けられしコスモス風を見失ひ 揺るるカーテンじっと見つむる
6
布良(めら)の海歌碑に寄り添ふ白日傘 ひとりの夏の終はりを告げる
4
巡礼の風は甍の上渡り かすかに響く鈴の音あはれ
4
一日をきちんと過ごさんと予定立て 既に開始が大幅遅れ
11
月末の閉店を聞く月始めパートの都合も客の都合も/某駅チカ
17
ざあざあぱたぱた勢いに乗る雨の音激しかれとは祈らぬものを
9
生殖を拒み進歩や放逸を追いて無音の白日に立つ
5
わびさび 部活のことで喧嘩して明日には肩を組むような
5
悪夢みて 夜中飛び起き ねこ探す ここにいるよ ちゃんといるよ
25
さわさわと静かに降り出す雨の音コジュケイの声蛙の合唱
13
母校から聴こゆリコーダー 目を閉じて 遠きあの日の吾に会いに行く
18
尻尾ふり近づく犬と仲良しに訳は無きかと撫でる道の辺
18
「たらい舟乗ったの?」ときく旗振りや『
I
❤
(
ラブ
)
佐渡』の
T
シャツの子に
9
踊り串入れて塩振り炭の火で焼く鮎を待ち冷酒注ぎぬ
22
45年前の女将に掛けられた煮え油の痕は消えぬ左手
14
仕込み終え 酢飯を掬い キス握る短歌を綴り君へ差し出す
19
日を追って募る想いは胸に秘め ポーカーフェイスの業務連絡
9
睡魔には勝てず仕事を休む旨伝える声の欠伸止まらず(ズル休み)
6
泥濘のあたたかな腕にしがみつく 王道なんて薄寒いもの
5
大学に受かれど既に白髪のクラスメイトを博士と呼びぬ
14
何にでも興味を抱き学ぶのが身に付き時がゆっくり進む
21
里芋
(
いも
)
の葉を打つ雨音はぱらぱらと降ってもやまぬ秋虫の声
20
糠床に胡瓜を漬けて待つ幸が近くて遠きバブルの昭和
16
草食や醤油と呼んだあの
風貌
(
かお
)
も歳を重ねて太鼓腹かな
9
公園へ行けない君は花粉症 我が家で作るおむすびを食む
14
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