「法螺貝はむしろ金管楽器だよ」とぶぶぶぶした唇が言う
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歯が痛い ついあとまわし歯科受診 明日は予約が取れそうにない
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虫どもの時を揃えて鳴きやむに確率の揺れあらわとなりぬ
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化粧くらいしろよと宣う人間に晒す素顔は持ち合わせない
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『チョッキ』とう響きが似合うベビー服 秋を待ちつつ編むは楽しき
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白雨後の雲間へ滑り込む如く 慌て暮れゆく長月の陽よ
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コスモスは色づいている立ちくらみぎゅっとつぶったまぶたの裏に
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千住にて 見上げし焔火 風情あり 花月らも告ぐ 夏到来を - 令和八年水無月弐日
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clauseクローズの洋菓子店 明日あすの客を待つバターの香 帰路にとける夜
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みなかみで 明澄な空 仰ぐわれ ともがらたちと 苦楽ともにし - 令和七年長月弐日
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小町道 人びとおほし 申の刻 されど昔は 農の道けり - 令和五年水無月拾七日
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日本画は 毒を用いて えがくとや 絵皿はしんと 魔を込めており
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四十六億年の縁あるといふ 原子の粒の袖振り合ひて
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流れ行く モーツァルトに 気もそぞろ 虫の音違え 秋は深まる
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エアコンのうちにゐるまにとき遣りぬ 惜しむ間もなくつき愛でる月
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捨て方で 削減される ゴミ袋 被災大国 所有の意味は
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ユニットバスの中で 濃霧で 死ぬ間際で 確かにあなたを見たの
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百日紅揺れて秋雲立つ空に又の墓参を誓い汽車乗る
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思ひ出す浜の秋風浦の里安芸あきの秋にも風は吹けれど
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アナウンサー あなたの仕事 分かってる    ニュース読んでも すぐ噛んじゃう
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鮮緑せんりょくの海に浮かんだバニラ島赤いチェリーはお宝ですか
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国が言う 年寄りもっと 働けと  そんなに税金 取りたいのかい
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釣瓶落ち 覆う雲間に 暗がりて  嵐の前の 虫の音細し
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親戚の葬儀休みて稲を刈る 明日から雨 神は許すと
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低き雲 茜に染まるを 見まほしき  秋の釣瓶の 落ちゆく頃に
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食べて行く農業ありて 定年後遊びのものも許されており
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100年後 この星に住む 生き物に 遺せる自然 守り行きたし
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今どこよ? 崎陽軒の前 相鉄の そこじゃないわよ 中央改札!!
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片瀬浜 九月入れど 海浴みて 夏の終わりは まだ訪れじ
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有休を 消化せしめる 暇貰い されど次職つぎまだ 決まらじ震え
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