母が逝き未だ悲しい涙出ず葬式欠席後悔もなく /悲しき現実
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結露、結露 滴るしずく拭えどもパッキンの黴ニタニタと黒し
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積まれてる石の意味などわからないのにぼくたちはさらに積んでゆく
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やまぬ雪に春の七草となへつつ雪ベラふるふ小寒の侯
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おしゃべりの気分で短歌 生まれの血 幼き記憶の息を受け継ぎ
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花の名など 教え合いつつ 来し道の 別れて明日は 遠ざかり行く人
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天才が掻っ攫っていくもんだから俗だの凡だの吐いて捨てとく
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血液が間違った場所に流れる昼下がりには死んだふりせよ
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かがやきを人の形にしたのならあなたの姿をしているでしょう
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高らかに 叫んでみたい 本心を きっといつかは 叶うのだろう
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年明けて 想い変わらぬ 私だけ ただ君だけを 見続けている
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日の光 眩しいほどに 美しい 届かないのは 君と似ている
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君がため どんなことでも してみせる それであなたが 喜ぶならば
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見上げてみえる空よりカーテンの隙間からみる空が好き
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メロディーは船を励まし海を越え語呂の響きで猫は踏まれて (チャラチャンチャッチャッ♪ )
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恋知らず旅立つ者の報われる話を「世界の名著」に探す
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悪魔でもあくまでも人間だから勝てるはず「側近ならね」と映画みたいに (世界の独裁者め!)
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顔つきが自信満々選ばれた瞬間ボツのギネスを忘れ
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再会を誓い一旦別れたら夜明けのホットコーヒーはなく
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むづかりぬ赤児 おもちゃを差し出しぬ子連れの女性 気遣ふ車内
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長距離の乗車に耐へず むづかりぬ赤児 焦りぬ保護者 いたは
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神様は80億を比べつつ念波を数値化スカウターかけ
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口開けて良かつた歌を思ひだしこそぎ落され歯垢とともに
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歯が痛む 激しく痛む うわ!ヤバイ 左の顎がぷくっと腫れてる💦
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年始から 残業続く 吾の身にも 福は来たりと 半月の言ふ
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しっかりと移行を終えた世界線23忘れものたちの寝息
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息子から 少し早目の 贈り物 幾つになれど やはり嬉しく
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「私ってパワハラですか?」「知りません。」 「答えはいつも「はい」か「Yes」ね。」
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ほかの手に摘まれてくれるな。 そうでなきゃこの場で殺す、俺も死ぬ。今。/字余り/20260109
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くれないの実の鮮やかが目に沁みる 我が難(病)転じてくれるか南天
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