加熱式タバコくわえるおじさんが指しゃぶりする赤子に見えた
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アトラスの良き理解者は袋詰めされたミカンだ一番下の
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新聞のスポーツ面と政治面この週末から賑やかになる
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息子に話す 福山・井森と 同い歳 の姿見て 溜め息つく息子…😒
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境内に笛や太鼓の音は響き秋の祭の準備調う
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夏の夜 鼻歌交じりの 自転車で 道にすっぽん マジで驚く
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涼やかな 秋うた聞こえる草畑 潜む鱗と ともに驚く
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暗闇に提灯の灯り五つ六つ祭稽古の子の顔照らす
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私はねそんなあなたにひかれ居り余計なお世話ぐっと堪えて
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ラジオから流れるブルースギターの音痛みに近く身体を貫く
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グレゴリオ聖歌を聴きて横になり疲労と揺らぎ共に来る秋
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ベビーカー助成書類を書きながら子を抱く友をただ見てる我
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華やかな衣装にその身を包む人ら蝋燭の火も手を叩き祝う
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ピッとする電波の電気をもらう時ICチップが息をする時
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蓮根をみじん切りしてしのばせた肉だんごスープ歯ごたえ楽し
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シロさん何食べの真似して 浅く漬けました まぐろの山かけ どうぞ召しませ
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中坊で 短歌投稿 これマジで 近い将来 黒歴史だわ
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どうしてとタラレバ並べ落ちる穴 今日は一日雨だったから
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恋の花 寒さでつぼみが ほこびて  実をつける頃 また寒くなる
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ラーメンと言わぬ店あり 中華そば カウンター隅一人の贅沢
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あけぼのの 進む先には あしひきの みかもに揺るる 心もおどる
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星が浮かぶ空は僕らの背景に「一つ約束」覚えていてね
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目印のけやきの大樹 その下で 背伸びして待つ 遠来の友
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星月夜 待ち侘びし人 厳つげな 望遠レンズ 担ぎ現はる
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三分間急行列車通過待ち秋風ふけば澄んでゆく車両
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「もう寝なよ」をそのまま返してあげれずにまだ話したいと思ったら恋?
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次々と話の種に花咲かす 『寝よう?』『切るよ?』は双葉のまんま
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『もう寝るよ』『切るよ?』笑い混じりの声 切れないふたり 『あのね……』ってまた
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一円玉もうこれ以上くずれない 予報官の喜ぶ言葉
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咲く花は やがて枯れ果て 朽ち落つる 生きとし生けり 例に漏れず
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