Utakata
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たな
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駄菓子屋で買った飴玉思い出し空き地の小石拾って舐めた
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飼い主が囁いてくる「猫又になりませんか」と小春日の午後
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掃除機をかけてないこと黙ってる旦那には黒は決して着せない
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展示室気分で見下ろしたホーム車両の群れが春を連れ去る
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窓硝子に重ねる君と眉月を雨粒は石を穿つらしいし
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君が好きなあの子に化ける一枚をかがんでえらぶ夜のけものみち
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道端に雪だるまふたつ 勘違いしてもいいの? 君が来たって
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てかてかのローファーで漕ぐ自転車をわたしは難破船
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落ちた量だけ高くなる砂時計の山も戸惑うわたしの未来も
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ヒヨドリの尾がスプーンに見え箸を虚しく握る給食はカレー
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絵手紙の富士に宝永火口なく潔白な君に拗ねてみたりする
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あの頃の涙が昨晩降り積もりドアが開かず遅刻しました
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墨汁を落としたような濃淡を木の下で受け もう辞めよっか
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寝かしつけようと何度も口開き母の歌声呪詛っぽかったな
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君を待ち小鳥のきもちなぞってるオリオン座ほど簡単じゃない
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最近は否定の棒切れ扱いとむずかる「しかし」と並んでねむる
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ハーマイオニーがしゃらい添削す方言女子のイントネーション
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そのまごころを仕舞えるか 仕舞えないなら僕はカニを食べに行くよ
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去年そうあげたマフラー飛ばした目埋められぬうち彼女がさらった
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平熱と微熱の差分ほどですが隣座っていいですか 好き
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浜省のサビに合わせて雄叫びをあげる海岸我をみる犬
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目覚ましは木魚のビート壁隔てオマケでテストなんとかなるか
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雨の朝だけど気持ちをあげたくてピンポンマムとシフォンカーテン
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断捨離を始め唐突に思い出す山下さんの本捨ててない
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カルピスとミルキー初恋の味はどれだろ降車ボタンを探す
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すがるものが同情でしかなくなってそのとき生きていけるだろうか
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アクリルの向こうのイルカもこちら側君のおでこも遠い空色
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玉砂利をざりざり言わせ域出れば白い色した馬と目が合う
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買い物を躊躇う迷う潰れそうポチる時だけ忘れていたい
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伝言がうわんうわんと重なってうわんうわんと防災無線が
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