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消えた犬必死で探す隣人にさすがに言えない美味かったとは/社会派ヒューマン短歌
9
「お元気で?」ラジオの声に返事する今日も誰とも話さなかった
17
ラジオのパーソナリティーが噛んだ時世界の角が少し丸まる
4
家族にて失う「私」風鈴はイルカの形 ただいいにおい
4
電線に刺さるカラスの夢ひとつ面白くない会話続ける
3
耐え難い そんなもんだと 君ほざく 触れる全てに殺意と愛を
3
信州の 氈鹿撃たれ 白樺や 雪に飛び散る 鮮血の色
3
雲場池水面に写す紅葉も秋の深まりアップルパイも
6
寄付したし されどクレカは秘匿ゆえ(時節柄) 郵振などを検討して欲し(管理人殿へ)
13
猟銃で 撃たれ悶える 氈鹿の 口より垂れる 血の雫かな
1
雪山で 肉塊捌く 刃先より 滴り落ちる 氈鹿の血よ
3
巣篭もりて日の昏れゆけば紅薄く化粧のにほいの風に移ろふ
10
母なるは困った者と思いつつメタボの息子へ甘味さしだす
20
白黒の 薔薇と蝙蝠 妖しげな 君の世界に 絡み取られる
23
青空に 人にやさしく ラブレター 情熱の薔薇 終わらない歌
6
夜はながくなりにけるかな
幼
(
おさな
)
らの
閨
(
ねや
)
の語らい時にとぎれて
6
冬が来る空雲風の様子みて考えている履き替えの時期/タイヤ
16
夢見るは 鷹と隼 千鳥組み 夫婦で走る 甲州の道
2
常連が 少なく私に 保護犬
(
ワンコ
)
たち ひそりと聞こえた 飼い主
(
パパ
)
みたいって
3
大楠を見下ろす白い残月の参道を行く杖と道連れ
24
夢で会う 機会増えたね 初秋から 貴女もそうだと 嬉しいけれど
4
君のその 制服の袖を 掴んだら 崩れてしまう 何かを知った
5
指を編み 仰ぎ見る空 白みゆく 鳥のさえずり 響き渡りて
22
鳥居ぬけ玉砂利ふみて参拝す優しき風に御幌ふわり
26
イヤホンの充電切れて見上げれば秋は夕焼け鳴り響く紅
40
TAKAKIMINEKUMOIONOZOMUKOKOROKOSOFUMOTONOTAMINOSHIRANUAYAMACHI
4
来月に 入籍すると 教え子の 報に拍手す 居酒屋の前
19
黄色白紫黒と選ばれて編まれたマフラー流星を待つ
7
飛んでまお 本気で思た こうなれば 荷ほどきをして なんとかせな
#
しばらくの間 都内滞在
7
絞り出す«ちゅ~る»を待てず ちょうだいと我が手に 肉球ポンポンと猫
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