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八日目の蟬のかなしび鳴けぬ空 胸の痛みを風よ連れ去れ
4
鷺草は風をよみすぎ離陸せず 吾のごとくに明日をためらふ
3
人間
(
ひと
)
の気持ちは不合理なものである だからこそ温かく優しい
4
9がつという 日になったから チビ猫は おかあちゃんに だかれてねんね
16
人はみな誰かの子供衣被(きぬかつぎ) 塩ふる母の背(せな)のぬくもり
5
子午線に添ふて南へ去ぬ燕 空の高さを残していきぬ
7
流星は神の槍投げ煌めけり 行方は誰も知る人はなし
7
何が好き、何が嫌いかも分からずに 付き合ってもう一年半
5
終はりとはいつも悲しきものなれど
灯
(
ひ
)
が消えてこそ星輝きぬ
25
三日過ぎ歩く姿に疲れ見えママが手を引く黄色い帽子
11
兄に問う 弟たちは どうしたの 宿題してたよ 新学期の朝😅
11
夏草を分け入り訪ね行く道は字名残るも面影はなく
23
疲弊する 元同期への 同情も 厳しい時間 我も疲弊か
19
いとおしい夏の記憶のエッセンスひと風ごとに秋へとけゆく
16
スケジュール 隙間予定も 満杯で 打ち合わせすら 組めぬ九月に
18
吊り橋のようにはじまる新学期そろりと起こしそっと見送る
19
エアコンを付けるほどではないけれど寝苦しい夜まだまだ続く
22
なつかしき恩師の名前が谺する 数十年の時遡る
8
涼しくて昨日休みのみんみんがまた鳴いている秋虫繁く
18
路傍より残暑を眺む猫じゃらし 行き交う車にふわふわ揺れて
17
休み明け 笑顔で登校 今朝の
孫
(
きみ
)
泣いて拒んだ
頃
(
とき
)
は過去になり
22
感情の発露はもはや暴力と 菩薩の顔の新人が言い
11
春ならば三寒四温と言うところ さしずめ秋なら三暑四涼か(関東は)
14
べたついた身体で寄ったスーパーにサンマみつけた秋のはじまり
25
キリンの子2才になりて届き葉は舌で巻き取るムクノキの葉羽
12
蜘蛛の糸空に落ち葉をとどめ置きいとおかしくもやがてかなしき
10
法師蝉ちょこっと鳴いて止んだのは試し鳴きかなまだ酷暑だから
11
共に暮らすほど イタズラすら許す 日増しに猫好きにさせる
愛猫
(
きみ
)
26
作務衣ねと話しかければ作務衣よと答える人が着る野暮ったさ
8
白椿色も変えずに道端へ潔きかなその艶姿
8
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