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お金ない お金がほしい 口癖の ように言葉を 吐く人が苦手
8
北国の二月は冬のはずなのに暖かいなあ 温暖化かな
8
出発のじかんはすぎた冬日和洗車などしてすぎゆく二月
13
人絶えて 訪れ無きは 詫びしからずや 清水湧き凍つ 早瀬渦巻 水しぶき
6
掛け違うボタンはいつも最初から僕らは焦るボタンひとつで
20
白米は少し残して昼飯用 庶民は難民ここはジパング
16
ふるさとの 青空跨ぐ 雲の嶺 野を駆けて 影朧追いし 男の児
8
ふるさとの 青空跨ぐ 雲の嶺 野を駆けて 影朧追いし 男の児 時代は巡る この道の 踏みしめる 砂利の音だけ いま響く
4
樹つらら 雫したたり 宝剣の 端(は)に朝日さす 銀嶺の鉾(ほこ)
8
日昇りて 晴れゆく嶺に 陽溜まりて 陽炎ゆるる その影菩薩かな
6
雪像の 山のなだれに 道しるべ 霧吹きわたり 樹の雪衣( ゆきころも) 道無き道の つがい影
6
いつの間にわれを気遣う年になり孫は手をふり家を出てゆく
33
「もういい」と夫のことば遮りて目の前の河みないふりする
24
種が落つ器の音は桜色 種がいっぱいポンカンだから
18
この怒り湯ぶねに流せるはずもなく夜空見上げて怒鳴ってみたし
26
感覚で投じる票の危うさよ思考を捨てる流浪の文化
28
春寒(はるさむ)に 悔いることなし 君の影 朝の陽射しは 夢かうつつか
5
風騒ぐ春よ僕らを運んでけ愛しい君に出会える場所へ
19
冬椿花の色さえぼやけてしまう絞り開放焦点は君
7
南風
(
はえ
)
吹きて予報は伝ふ五月並み ベランダに出て確かめてみる
27
除雪目印
(
めじるし
)
の棒のテープははためいて曇り空行く白鳥幾多
25
春来たり 水の冷たさ 和らいで 朝の空気も 私に優しい
16
押し入れの闇に目をあく雛人形 光の日々を遥かに見つむ
33
暮れ六つの公園 春一番吹く 北に見ゆるは 北斗七星
29
パソコンの画面を泳ぐ222。しばし考え日付と気づく
13
ちょっと前 雑草魂 はて今は 個性と防御 サボテン魂
15
忘れてた 窓うつ
雨音
(
あまおと
)
目がさめて 凍土をとかす 歓喜の水の
音
(
ね
)
41
収集のヴィンテージデニムに一億円 芸能人らしぶっ飛ぶ価値観
34
ようやくにカフェインハイの醒めたれば
静寂
(
しじま
)
に疼く
消去
(
デリート
)
念慮
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推敲の堂々巡りの木阿弥に螺子とは知らず一歩進みぬ
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