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ねこたちは おやつもらって まんぞくよ それぞれのばしょ ねんねするのよ
17
元日の相棒見ながら ぐったりと 布団かぶって 体力温存>明日病院ふたつ
19
公園の敷地半分削られて なんとか残った遊具のパンダ
27
一回生暗い茶色が臆病な君の一歩をあらわすようで
4
お菓子でね家を作るなら大工さんパティシエさんの共同作業
5
冬服は地味な色ほど暖かい今日もぬくぬく根拠はないけど
4
誕生を今か今かと待たれる児生まれる前に既に幸有り
15
錯乱母、異稚児、パパ嫌に聞こえる ふざけてないことが怖くない?
4
夢を見てばかりいられるわけでなく夢を叶える力も持たず
6
友だちを 大事にするとか しないとか 表に出すって 友だちなのか?
4
幸せが くる年までは 難ければ 晦日限りの 命ともがな
5
温もりぬ冬の日差しに包まれつ 咲きぬアロエの細く
朱
(
あか
)
き花
27
その傷の凶器が言葉によるならば 治し方はまだ見つかっていない
10
公園の子供の声を騒音といわぬがほんとは思ってしまう
8
降る雪が全部積もらぬタイプなら求めていないメルティーキッス
5
昼休みいびつな四角のコートの中で上着脱ぎ捨てボール投げつけ
4
選抜隊いよいよ遠征 門出の門 険しき山の魔獣へ挑み
14
今日バスは雪で止まったそれなのに凍えるバス停無表情
5
降る雪の
華
(
うた
)
は結晶 手のひらで溶ける煌めき想ひ滲ませ
19
日が上る 午前六時に 目をつぶり 母出勤の 音を聴く
5
ひび割れたアスファルトに雨染み込んで タンポポさいたタンポポさいた
8
ねぇ、あのね... まだ素直には なれないな いつになったら 伝えられるか
4
六角の冬は結晶 春は溶け桜は五角
薄紅
(
うすくれない
)
へ
17
届いてる? 三十一文字に 込めました 貴方だけへの 好きの二文字
7
耳の底 残るあの嘘 消したくて ついやり過ぎる 耳かきの癖
21
滝の如 溢るる作の浮世かな 滝よ凍れと術に励んで
14
せかせかと生きてゆくのは使命感 狭間を生む作品と虚構
6
冬の夜乾燥予防の布マスク自粛手作り「ご自由にどうぞ」
18
来客にすました高い声を出す米寿の母の現役感よ
15
絶滅危惧種のうさぎとそうじゃないうさぎが並んで月面走る
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