現実を 見て見ぬふりを するうちに いつの間にやら 心も冷えて
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幸福を 語る相手を 間違えて 熱くなっても 喧しいだけ
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人間と 人間同士 話すより 一人一人が AIペット
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知性では 人工知能に 勝てぬから 涙ながらの 感動話
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リビングに 黄色い目をした 老いた猫 聴いているのか 聴いてないのか
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Aiを 愛と呼ぶのか 人類の 話し相手は Aiある機械
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夢から醒めて午前5時 外は霧 記憶の隅で鳴るビートルズ
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風向きを気にしてくるくる煙吐くきみと目が合う春はもう来る
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猫の日を 愛猫きみは知らずに 膝に乗る 春の風吹く 窓辺に座り
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二時の列 「クジラ」に君の「ラーメン」は決着つきて煮干しも薫る
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浅薄な愛を並べる君よりも 泣き縋る君が一番愛しい
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それナイフ? 護身用です 護身用 そう言ってたよ まさかあいつが
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壊しては拾い集めたぐちゃぐちゃの これの名前は君が決めてよ
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透明人間になって君が読む本のページを眺めていたい
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地下鉄のあと何駅か数えれば君のいる街また春が来る
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生きずらし 考えすぎて 不眠なり 病は気から ゆったり過ごす
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黙々と餃子を包むこの刻は悩みも包み心洗ひて
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全員が 全て考え 生きている 自由の代償 晒され牢屋へ
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湯気が立つ夕餉ゆうげの後に湯に浸かり疲れのぼりてこの身ほぐるる
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言の葉をこねて打ちたるみそひとの人恋うほどに涙のつなぐ
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自らが ゴミ溜めに落ち 観たものは 自分が捨てた 大切なモノ
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覇道たる強きを散らせ破竹なり戦が終わり出てくる者は
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耳心地 よい風音が 突として 軍歌に支配 されてみなさいよ
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白妙のひらみ袖染むる秋夕映 うつつなき君触れん手は伏せり
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葬った恋を沈めるなら利き手?それとも敢えて逆にしようか
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甘口のカレーを頼む お子ちゃまと君に言われた春は帰らず
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「日本はスゴい」はとても気持ちいい 汗も努力も不要なりけり
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狭い寝間 子が真ん中で 親が隅 縮こませまいと 窄み、おやすみ
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雨粒の一つ一つに「運命」と名付けようとも後悔はする
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今日だけは 君の大好きカリカリおやつ ちょっとマシマシ スペシャルデー/猫の日だからね!
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