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月もなく 夜空を過る 航空機 明日に向かう それに乗っかり
15
ピーという電子音こそファンファーレ干し終えたなら春へ飛び出せ
32
止めといて 試練試練で のんびりと 現世楽しむ 余裕もないな
4
花粉症 副鼻腔炎 咳も出る 妻がコロナで トリプルかいな
4
チャイムなど鳴らぬ社会へ放たれるインク切れても春が降る、降る
24
早緑の山椒の若葉艶やかに葉陰にひそと
小
(
ち
)
さき花咲く
42
死なないでいるための火を君の髪 ゆれる一瞬ごとに受け取る
22
貿易に 頼る日本が
為
(
す
)
べき事
いい「国」創れ
(
1 1 9 2 2 9 0
)
良い「肉」造れ
(
1 1 2 9 2 9 0
)
13
晴れ空の下 走るバスの研修車 桜吹雪のエール受けつつ
30
花びらが 風に巻かれて 空巡り 視線戻せば 枝にラメグリーン
7
既読はね、まだ付けないでおくからさ 気が変わったら、そっと教えて
7
何時
(
いつ
)
の頃 京極堂なる 本屋あり 四方八方 一時の宴 ※ 二十歳までほぼ読書しなかった 「京極夏彦」さんに 一時はまった
14
日が過ぎて終わりの桜
愛
(
め
)
でる日々今ここにある花は
錨
(
いかり
)
だ
24
もわもわと
身体
(
からだ
)
の毛穴 沸き返る 琥珀の海に 遊びて酔えば
28
空き地には 虫も見かけぬ ご時世に 雀は知ってる その居場所
17
何あれど 規則正しく 流れゆく 無慈悲と思えば 時にやさしい
12
隣席
(
りんせき
)
の父親に
抱
(
かか
)
へられし子の
微睡
(
まどろ
)
みぬ長き
睫毛
(
まつげ
)
揺るる
27
菜の花よ見返さぬこと知っててもこっちを向いて笑ってみせて
9
ワクワクを強要される四月かな ヴァニラのアイスが早く溶けでて
31
期待値のノルマに届かぬこの僕を 桜のせいにできればいいのに
25
地球儀をまわせば指が街を消し 僕らは桜の圏外にいる
28
隣から話しかけるその声に師と気づけども知らぬふりする
8
記念日に君に贈った腕時計はめる姿を見せてくれたら
13
二時間四十五分の軟禁ただ君思うことしかできず
5
富士白き春まだ半ばの甲斐路往く
輩
(
ともがら
)
笑みて山桜かな
18
また振られたんだそっか、気の毒に。 ・・・そんな奴より、いい人居るのに
8
桜舞う 薄墨の宵 朧月 夜風寂しや 遠き古里 重なりぬ
9
パーティーへ呼ばれていった遠い日のもぬけの殻のハブられ少女
12
名を知らぬあの人として
解
(
ほど
)
く手よ優しいはずの春の名残りに
14
そんな事知らずに生きていけたのに。もう帰れない純なわたしに
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