橙色を秋と言いたくなるそれでいいのかいつか聞きにいくから
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半袖の腕をさすった夜風よるかぜがシルクのようで秋が近づく
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コンビニがもう肉まんを売るらしいまだTシャツで過ごしてるのに
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縁日の道外れたら 現実に帰ってしまった 雷鳴未明
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カーテンをパンに入れたら銀色に ありえないのでクレーム入れた
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押すべきか そこにボタンが るならば たとひ押すなと 書かれやうとも
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稲刈りがアレルギーとはこの歳で 目と鼻異変 生まれし我が土地
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間借りした蜘蛛の住処が点在のひとつとなった雨宿り
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これが普通あたりまえに合わせるとずっと小走りの複合拍子
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ジグザグに普通電車を乗り継いでもっと静かな星に会いたい
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できること増えればやってみたいこと増える朝には味噌のべナール
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スーパーに桃の香りが転がればなぜだかバスに揺られたくなる
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セミ鳴けど 秋風が吹く 夕間暮れ 暦と季節が一致する嬉しさよ
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おろしたての白いヒールがキュウキュウとあげる悲鳴に痩身ちか
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勝手知るイナカの見慣れたテナント空店舗に 「麻辣燙」が侵食していく
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鉛筆で かかれた雀 ふわふわで まだ見ぬ君が まばゆかりけり
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怪物に追われて逃げる夢覚めて見たら半身もう食われてる/猟奇歌
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揺れに揺れみなを遠くへ攫う屋内のしぶきがスカート濡らす
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古切手スタンプが指す土地の名を幼き子らはAIに訊き
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この桜一緒に見るのは君だけと あなたが告げたあのまぼろし
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YouTube見せられるあのCMはJAROの案件必至であるよ
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ただいまと壁につぶやき誰もいない部屋に一人の長い長い時間
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日輪の大地を蹴って踏みしめて命の鼓動、脈々と繋ぐ
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デイケアを終えて帰ればやる事が何にもなくて困っちゃいます
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植えてないハイビスカスが咲き出したころからきみがやたらポジティブ
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朱鷺わたる佐渡金山の遊女墓 故郷(くに)をはなれて眠る寂しさ
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人の世に悲喜交々があるなれど吾の足跡は懺悔のみかな
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「冷麺を始めました」の貼り紙に「やめました」見ず秋を感じる
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あり得ない 変な夢見て 飛び起きて 夢で良かった 雨の一日
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悔恨のずる休みの日しぐれ雨手持ち無沙汰で惰眠貪る
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