連想を引き出す呪文 短歌の葉 頭に乗せて狸は詠ひ
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明らかの「ら」を抜き生まれた「あか」は和語 「赤」は「人 ×かけ 火」から生まれて
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オールディーズ聴かばはかど夕支度 湯気に隠るるバブルの昔日
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愚作でも 一日一首続ければ いつか秀作出ると信じ
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虚無僧こむそうは尺八吹いて托鉢す芸は祈りで修行の成果
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美しい 国にっぽんと いうけれど このまちのひと こころうるはし
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なんとなく 口にするのが 哀しくて さよならじゃなく バイバイと言う
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屍の周りに花を添える手の数だけきっと愛されていた
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バイソンの群れ荒れ狂う只中でその一頭と眼が合う刹那
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目の前に 行きたいビルが 見えるのに スマホのナビは 右へ1km
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逃げてゆく先々ですら生活は途切れず続く 寝息の陰で
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ただいまー おかえりーって 俺ひとり いただきますって ごちそうさまって
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束ねたる規定の髪は一尺を超えて初めてウイッグになる
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カクテルの古典で殴ってくるAIそんなレシピは普通知らんよ
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髪を梳く髪を洗って髪を干す落ちた私の一部だった髪
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卵より鶏が先と言い切った 僕の愛の形をした君
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ひとりゆく夜道に並ぶガス灯のように先人たちの生き様
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わたくしと 2匹の猫も 歳重ね 健康のこと 気遣うように
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「東京ドーム〇〇個分の広さ!」凄いことは分かるけど一個分を知らない
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山深き 気の遠くなる 静けさに ヤッホと呟く 音は吸はれて
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花そよぐ ふとした先に 君がいる この街ごと好きに なっちゃったかも
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「この見た目!」美味いと確信、奮発し「バッチリ美味し!」皮ごとシャイン
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片頭痛 冬型気圧 まじで無理 西高東低 最低最悪
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在宅の仕事に向かぬはわかってる実家にあった炬燵恋しい
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雪のあとコーヒー牛乳色の道 すべての予定キャンセルしたい
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人生はピークを過ぎてなお続く僅か50年ぐらいで良いのに
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一面に白き寂寞降り注ぐ庭にくれない差す寒椿
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失地王なんてよばれるくらいならまじで歴史に残りたくない
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すみませんミュートしてますか だいたいわたしがわるいのでおしえて
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ごめんね メンション付きで聞けるほど心臓に毛が生えてないの
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