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クラシック 意味も分かっていないのに 流したくなる 火曜の深夜 『苦手なワイン』
8
「大丈夫」 呟く度に消えていく アイデンティティで 枕を濡らせ 『ひとつ峠越え』
5
青空にふわりと浮かぶひつじ雲 ペダル軽やか朝清々し
13
霧の中自転車漕いで通勤だ行く先見えず止まって悩む
5
三杯の味噌汁つくる喜びを 土に埋めて今日で幾日
13
瞼閉じ羽根を休める道の端羽ばたき抜いた空ただ青し
10
朧月めくる画面の片隅で灯屋を探すあなたを見つむ
12
サリサリとレタスを食む音みずみずし若さのとなりで老いるもよきかな
21
病気より 何よりいちばん 怖いのは 生きてる人間 ボソッと言った人
7
目覚ましの 一時間前 ドンドンと お稲荷さまの 例大祭か
17
眼下には千曲川あり浅間山のぞみて食すおしぼり蕎麦よ
21
冬触るる冷ゆ手に
染
(
し
)
むる 飲み終へしカップスープの容器の余熱
32
SUNNOSHAKUMOCHITEAYUMITEOYAMANOTAKAKIOHAKARUOROKASAOMIYO
3
秋の庭コスモスのあとパンジーに季節巡りて色を変えゆく
8
老犬が蝶々見つけて爆走すその勢いを吾に下され
27
返礼に菓子を渡せばゴミ箱へ風の知らせる婆が今ゐる
16
紅葉狩り 山に分け入る 貴族さん 遠くで見ない イミフ呟く /
1/2
7
中吊りの ブランコゆれる どこまでも あと三駅で キミにサヨナラ
15
逃げた鳥さがす乙女のうしろ髪なびく影さえ寂しかりけり
9
空白み 東にいずる 明け明星 務め向かいし 車灯送る
5
ばあちゃんを姥捨山に運んだら「ごみ捨て禁止」の
立看
(
たてかん
)
がある/ほのぼのファミリー短歌
14
夜半より 降り続く雨しとしとと 季節は移ろふ冬へプロローグ
17
食事中「ママのごはんが世界一」狙いはおやつ騙されません
7
おままごとママとの遊びブーム去り専らパパと戦いごっこ
9
種を植え育てる言葉地選ばず 万年筆とペンタブの庭
4
文化の日誕生祝わる上の孫 笑う画を見て我もほほえむ
7
目に清か旬は過ぎれど冬紅葉 朝の散歩に楽しみひとつ
11
唐突にガスが止まった日の月は美しかった しみるくらいに
10
あと1話 このエピソードが 最後だと 言いつ夜更かし 妻と「あいの里」
9
その姿 映るだけでも 抉られて また映せば ほら痛み止め
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