たぴ岡
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たぴ岡です。短歌を詠みたい。
いろんなところで詠んだもののまとめとか、心の底から湧いて出てきた言葉とか。

深夜二時、低く唸る冷蔵庫。鼓動が共鳴して平行線。
7
深海の静けさに沈められたなら 私はきっと生きていけるのに
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ねえ聴いて、船をも落とすあたしの声。あなたのことも、沈めたいのよ。/お題「人魚」
8
ビブラートきかせて叫ぶ愛の唄 あなたの胸を震わせられたら
7
こんにちは、僕らの夢まで行きましょう。手を繋いで、ほら駆け出して!
7
カーテンの隙間からさす陽の光 私の闇夜も照らしてくれれば
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夢を見た なにをしてても辛くない涙も要らない素敵な世界
11
あいまいな気持ちもどこかに消え去って 君とならどこへでも行きたい
10
あさが来た、わかっていても動けない 金縛りでもなんでもないのに
10
午前二時生まれ損ねた悲しみに星を見上げて火を灯す
11
昨日食べたホットケーキの美味しさがきっと今ならわかるのになぁ
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連休の末尾に来る憂うつは命の大切さをうすくする
11
やかんから加湿器に水を遣っている彼女はきっとサボテンが好き
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お守りの鈴鳴る雪道ごうごうと揺られる私はクラゲになるの
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一瞬で流れて落ちる生命よ 夢を乗せては消えてゆくだけ/お題「流れ星」
12
苦しみがすべて涙になるのなら、私はきっと幸せだった。
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はらはらと周囲の音を吸いながら降りゆく雪は純粋な瞳/お題「雪」
14
「冬なのに短パン小僧を見かけた」と笑うきみの頬に口づけ
7
痛くてもおさえて血を止め笑みつくる そんな意味ない毎日を過ごす
10
思考、感情、「私」らしさを詰め込んで でも全部消してただ箱になる
10
夢の中では一日中笑ってる 起床後すぐに泣きたくなるのに
14
目が覚める また生きているから今日も自分を削って「私」を演じる
10
屋上の柵越えのぞく 地を歩く人は「幸せ」の意味を知ってる?/お題「地」
8
死にたいと思えば思うほどなぜか未練がましく溢れる涙
10
居場所なきわたしの逃げ場 どこにでも行かせてくれる 受け入れてくれる/お題「図書室」
13
触れたなら責任とってよさいごまで つまみ食いとか言わないで さぁ
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なにもかも忘れて足を動かして景色を眺めて心を動かす/お題「散歩」
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吐く息も肺も黒く染めていく 緩慢な自殺を遂げるため/お題「タバコ」
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心臓の音が轟く午前二時 眠りの外におちてくばかり
15
解放の合図を心待ちにする君へ 打ち上げるのは君自身
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