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機種変で使いこなせぬ携帯に悔いても遅し先には立たず
6
似ても似ぬ似顔絵描いて赤面し御祝いと言いそつと差し出す
8
左手は荷物 右手は君の左手 くたびれないデニムのポッケ
3
お便りに夏のひと日を綴る夕夢の旅路は雲の彼方か
12
雲の間に夏の足音きらきらと光あふれて風も薫るよ(ちょっと前の歌)
6
伸び代だ
踠
(
もが
)
き悩める
若人
(
わこうど
)
に 過去を重ねて 背中をたたく
12
蕎麦喰って妻の頼みし熱き茶を 外つ国の人ひとつ持ち来ぬ
13
無口だし顔にも出ない そう言って不安がる君 ごめんねと
砂糖
(
シュガー
)
3
雨
(
あま
)
の
音
(
ね
)
と囁く声を夜に溶き居酒屋は往く 日曜の海
10
夜霧にも
靄
(
もや
)
の中へと 走り行く 移ろう者は 御魂なりけり
12
ホットでは苦すぎる粉しかなくて涼しげな今日アイスコーヒー
4
小雨だと俺は思った 父さんはこういう天気で寿命を迎えた
12
皆が褒む一糸乱れぬダンス見て 生理的なる不快感覚ゆ
12
卓上に赤ワインの影揺らめいて 君の頬にも揃いの薄紅
5
同僚
(
とも
)
たちと栗チョコ食みてほっこりと 秋の甘味に疲れも
解
(
ほぐ
)
れ
18
みなを見送って一人
寂し寝
(
さみしね
)
の夜 またさようなら おやすみなさい
4
和と洋の 茶飲みておもふ げにをかし 各々持てり 他なきものもの - 令和八年葉月廿九日
3
宵闇に 庭を歩けば 虫の音の 大音響に 驚き聴き入る
20
夕まぐれ 雲間の
一条
(
ひとすじ
)
田を捉え 波打つ稲穂
黄金
(
こがね
)
いや増し
19
シンデレラごっこと称し 家事手伝ひ楽しめたらと 昔日の
吾
(
あ
)
も
20
夏色の サイダー姿が 懐かしい 君のしりの穴みたいな笑顔
4
わくわくの 特典映像 追いつかず いまや宿題 夏休みめく
5
閉じ込めた、針の数こそ証明だ。君が
愛した
(
叱った
)
、欠点だから。
2
ビル群と一番星に挟まれて
茜
(
あか
)
から藍へ移りゆく空
9
男ども 女の小言 聞いてやれ 注意して聞け 意見は言うな
7
この畑 やたらとカボチャ 成長し 足をつまずく でかい実をつけ
3
盆を過ぎ バッタの代わりに コオロギが 草むらを行く 我が物顔で
5
ジオラマのトンネル抜けてスイカ割り 公会堂の結ぶ縁日/『子ども縁日』大盛況
14
血のように 巡る皆んなを 連れて来て、 普通準急 快速急行
2
友達は 当の昔に いなくなり 妻と二人で 呑気に暮らす
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