Utakata
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三条
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これまでにしあわせな
瞬間
(
とき
)
はあったはず なのに一つも思い出せない
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舌溶かす甘さプラムを食べる時私は私の堕落を思う
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夕方のチャイム/潮風/あずきバー/愛は時々簡単になる
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味ポンをじゃぶじゃぶかける たましいに味がないのが悪いんだから
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首を振るだけですべては足りたのに ふたりを縛る婚姻届
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仲の良い
姉弟
(
あねおとうと
)
に見えたならふたりの罪はゆるされている
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君の乗る小舟を沖へ押しやった。もう一緒にはいられないから
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どうやって救おう? 波に攫われた砂のお城の王子さまなら
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虫の鳴く夜はわたしのさみしさが少しは慰められていること
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いつだってまちがえたのに気づくのはひとりになってしまった後だ
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やりかたをまちがえたとは思いたくなかったこれしか知らなかったの
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美しいあなたのかわいい片想い天は二物を与えるわけね
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ああ今宵妖精の国に行くのだわ 最後のダンスを踊ってちょうだい
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金曜はカレーの日だから駅前のスペインバルには誰かと行って
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自慢かな?って言ったらきっと白けるし もう結論は出てるようだし
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ともだちの恋愛事情を聞きながらマンガを縦にスクロールする
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お互いに秘密があるという方が関係としてまともなのかも
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あんなにも必死ですがりついたのに塩一粒も残らなかった
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情けない子どものままで生きのびて わたし、まともな大人になれた?
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あの夜に、あなたが泣いたあの夜に、消えればよかった、蛍みたいに
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死後ならばあなたの口から僕の名が呼ばれるだけで満たされるのに
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わたしには言えないことも神さまとA子ちゃんには言えるのですね
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苦しさを感じるだけの関係を続ける
理由
(
わけ
)
を探してしまう
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常識がないねと君は言うけれどどこで教えてくれるんですか
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行きたくもない旅仕度トランクの底に忍ばす銀の弾丸
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浴室の壁のタイルの黒い黴 生活感は消せそうにない
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シャドウ塗る時の冷たさ 真実はあなたにとっても毒であること
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二番手でいいよ選択肢の中にわたしの名前があって嬉しい
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吹き消してほしいこんなに美しい雪原にいて燃えるわたしを
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何者かになりたいなんて十代で捨てておくべき夢じゃなかった?
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