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フライング やっちゃったねと 冴え返る 医大の庭の 桜花(はな)を慰む
11
巡りゆく 血潮の音の 心地よき 春の夕べの 手枕の夢
14
にこにこと 微笑み絶えぬ あのひとの 悲しみ深き 顔もわが知る
9
如何さまに 見そなわすらむ 釣り針の 如く痩せたる 月に思いぬ
8
雨の日は 晴れを祈って 晴れの日は 雨を祈った 三月の
自室
(
へや
)
10
牧水の愛用してた酒器なのと言われて見ても百均にしか
18
冴ゆる空 吹雪く狭間に 冬陽射し 一歩ひとりの 影法師
9
主君
(
しゅ
)
の苦悩忠義の
新選組
(
どうし
)
を守れずに
誠
(
いのち
)
を散らせ着せし汚名
5
日々眺む開花の時を急かすよに ソメイヨシノは我関せずと
27
我が足に 頭のせぐっすり眠る君 痺れがきても 動けず我慢
23
羽々斬
(
はばきり
)
を 構えて
大蛇
(
おろち
)
幻影の 我のクロユリ 断ち切れぬなり
17
生命は地球固有の現象で 指紋と等しく他にあるまじ
15
我々は 他国の民に 依存する わが研究者 わが大リーグ/
○○
(
トランプ
)
調
9
君去りて 落ちし蕾の
紅
(
あか
)
きこと 子の呼ぶ声に 我は老いゆく
16
煌々
(
こうこう
)
と 耀いていた コンビニに 世の冬景化 停滞感覚ゆ
7
「二季」などと流行り言葉で憂ふより 今ある春を長く愉しめ
19
遅れれば遅れるほどによろしきは 桜の開花春が長保ち
20
ヒトカラで、ケツメの『涙』を歌ったら、涙が止まった。たこ焼き美味い。
6
靖国の 標本桜 武者震い 初舞台前の 女優のような
7
方舟の秋津島にてゆるゆると ハルマゲドンを高みの見物
15
墓じまい覚悟の行く末 「僕が守る」次男の言葉 胸に迫りて
23
プログラム バグが見つかり 呼び出され 専務の毛根 バグを見つける
10
社長室 鋭い
眼
(
まなこ
)
睨み合い 漏れた言葉は 鮎釣りの日程
17
顔よりもジャンボおにぎり竹内君おとんが作る愛の頂
13
戦国の石高ならむ米足らず令和に知るや農のたふとさ
11
春うらら カーテン越しに 影を見る 横切る鳥や 木々そよぎたり
16
遅刻する 急ぐ足元 風過ぎて たんぽぽの綿毛 どこにゆくかな
14
手紙読み 散りゆく花びら かき集め 懐かしの想い はめ込んでゆく
14
俯
(
うつぶ
)
せの我が背に乗り移り鎮座 猫のおしりは意外と重し
25
手作りのクッキー焼いてラッピング食べずに見ててサンプル品です
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