今年こそ身体を変えようとランニング 木枯応えて三日坊主
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この「曲」は1歩踏み出す勇気湧く この「演奏」は立ち止まり聴きたい
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チビ猫は 海苔すきだけど 味海苔は だめなのでしゅよ ふつうの海苔で
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こぷすいコップ水が すきなニャンコよ ちま猫ちゃん おみずたくさん のむのがよいよ
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旧友にメールを返し 餅を焼く 少し寝過ごした 正月2日
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枝葉なし刈り込み過ぎたミニ盆栽 春の楽しみまたひとつ増え
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冬空に桜の枝は天高く雲をつかんで綿あめの木で
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言の葉の樹々からぽたり一雫ひとしずく 波紋にゆらり 木の葉は回り
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正月も 妻はローソン 出かけたよ 年中無休 パートはえらい
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鉄橋を渡る列車の音でさえやさしく響く もうじき夜明け
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めぐっては消えないままの後悔が午前三時にわたしを起こす
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境内の列に並んで初詣おみくじ見せあう晴れ間の元旦
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富士山の霊水流る初春や鴨は身浄め 水尾みなおきらめく
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感情を表すことが不得意で真っ直ぐ言える人が眩しく
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昨年の暮れより引きずる動揺は急なる旅にて一時忘れて
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元旦にいつものように五時に起きあさひ見つめて君を思うよ
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久方の従兄弟らと顔合はせ呑む 積もる話の尽きぬ正月
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除雪車の来た後いまだ一本も轍無き道正月二日
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ノックくらい しなよと言った 俺を見て ごめんと言って ひざに乗るキミ
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健康でありますように本年がよい一年でありますように
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幾たびもゆきつもどりつした道をまたゆく春のあらたなる日に
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薪風呂の 竈門に燃ゆる炎見ゆ くれないの陽が赤々沈む 
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元旦のワンルームの窓灯り無くパワーチャージすそれぞれの場所
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逃避行指輪をなくしたふりをして 霞む空にかざす手のひら
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美容室切られっぱなしのマネキンに 自分を重ねて嗚呼面白い
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寒いしな 言い訳ひとつしてからじゃないと手すらもつなげないんだ
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年明けて炬燵と寝落ち朝十時 生き地獄でも死んだら地獄
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聴こえない ただ見えるだけの幻聴 後悔してもいいんだよって
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「タクシーで来てね」ラインに既読なし寝不足にした犯人なのに
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壇上の一等星に願い事 絶対ドームに連れていってね
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