晴れの間に庭草引きつ目をやれば向かいの木槿三輪咲けり
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三畳の部屋の小窓のそよ風に並ぶ挿し穂の冴ゆるさ緑 /花の音氏に
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マンションと ホテルのはざま 行き来して ねぐら求むる 鳩の夕暮れ
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底紅に 白さ際立つ 花びらに 梅雨の走りの 通り雨過ぐ
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アリアなき オペラはどこか 物足りず 傘差さず帰る 木槿咲く道  /オペラ『アマールと夜の訪問者』
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虫の音も 聞こえぬ夜の たまゆらに いづこの声か 名を知らぬ犬
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ホームにて 階段に座り込む人 顔色は悪くなだらうか
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一人より人手が多く関わって介護をやれば出てくる元気/介護
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コッソリとスコアをみてから録画観る臆病者のワールドカップ
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ぼんやりと 現実逃避の白日夢 還らぬ日々へ吾をいざな
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ちま猫ちゃん しょくごの・うんどう だいさんじ大惨事 編み物セットは どこから出した
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命日にご無沙汰ですと手を合わす母の温もりふとよみがえり
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諍いの後の気まずい車内にて カニ食べ行こうとPUFFYが歌う
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面白く短編聴いてふと思う「 ある一場面」が短歌とも似て/深夜便文芸館
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鳥じもの浮きてし行けば渡るべき岸もあらなむかの涙川
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道端の夏の定位置確保して色とりどりに立葵咲く
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辛いとき 思い描こう 僕史上 栄華を誇る 君の笑顔を
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向日葵に 顔を背けて 行き過ぎる 私の中の 蠢くブルー
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朝風の緑あやなす公園の枝に休めりツバメの親子
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枯れた葉を 手折るそばから どくどくと 白濁樹液 生を叫びて
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お岩さん伊右衛門に何されたのと問いただしたら小声でヒソヒソ
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暦など お構いなしの 温暖化 痩せる向日葵 寝不足の蝉
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梅雨の間に 気持ちのよい 朝迎え  午後はエグい 暑さになるらし
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送り梅雨降るといふらし 鈍色の空のわかれて 夏至る日や
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充実と 空虚のあいだ 行き来する キミが週末 俺ん家にいる
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澄む風に想ひの寄す たつ波は ラジオ体操 スタンプの朝
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この話題 苦手なんだよ キミもいる 嘘も言えない 本音も言えん
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わたくしの遠い祖先は魚だと思い出させる足裏の皮
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庭の隅 植えたるちさき花々に 優しき雨と時に注ぐ陽
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勢揃い 君のパーツでのカーニバル 愛故なんだ 知りたくなった
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