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いつの間に 夜の務めを 終えたのか コオロギ去りて 白々明ける
19
悪役の玩具にも意思有るならば 案外根は優しいかも知れぬ
24
スタッフも
客人
(
まろうど
)
もどこか ぎこちない オープンしたての 珈琲ショップ
16
留めなく 流るる秋の 霧雨に 吐き出す紫煙も 呑まれていって
8
夢を見てあなたの予感がしたけれど 私は超能力者じゃないから
8
しじまにて答えを待つより自らが温度分からぬ水に飛び込む
9
ギリギリで 通勤してます やばいけど 三分遅れ 遅刻するやん /
X
6
日に一首ふた月が過ぎふり返るリズムの悪さといらぬ空白
23
ドライなる 卒業式の 去り際に 恩師に文才 買われて潤む(高校時代の思い出)
21
論文の テストで学年 唯一の 百点取った 升目が家宝(高校時代の思い出)
26
停学の 三週間は バカンスよ 訪問の師が アニメ絵を褒め(高校時代の思い出)
18
斜に構う 担任だけは 我責めず「巧く作った罪」だと笑う(高校時代の思い出)
19
偽札を 作った罪を 咎められ モノクロコピーに色鉛筆やろ!(高校時代の思い出)
15
さよならと 俺は笑って 言うけれど 悲しいのはさ キミだけじゃない
5
絶望のとなりに希望説く牧師 母国を離れ祈りは遥か
28
枕辺に 届くコオロギ寂しげに 秋の朧の十三夜かな
24
ゆくりなく我にまとわる
秋津
(
あきづ
)
かな汝は何れの
魂
(
たま
)
かとぞ問う
9
ぐしゃぐしゃにしたのに金の折り紙やアルミホイルみたいに光る
5
届出書先祖三代書き終えて 我が家の系譜長きを思う
5
伏せぬ間に つとめて四時に なりにけり スマホ離せぬ ドパガキわろし
4
タ〇ムズの 秘め事漏りて いとわろし 妹は言ふ 「五万寄越せ」と
6
目の前の 君を過去ごと 抱きしめて 幼き君も 救えないかな
4
君の為 切った髪の毛 後悔し 落ちた恋には 後悔できず
5
貴方との 幸福なお茶 味もせず バカバカしい程 恋をしていた
4
君になら 殺されたって いい私 さえも殺され もう誰もいない
4
彼よりも 気になる君の 顔色に 恋より重いと 思い知らされ
5
君の手で 改造された この一生 なんとか手網を 取り返すまで
7
見え見えよ 手近な私で 手を打つと でもごめんなさい あたし魔女なの
5
颯爽と すれ違うひと 黒纏う 貴方と見紛い 振り向く夕暮れ
9
枝垂れて先の柿の実二つ三ついい塩梅に夕日に艶る
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