Utakata
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七つ八つ九つ十
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ましかくに押し込められてゆでたまご 丸はまあるくいきたいものね
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丸美屋の素の半分見つからぬ 豆腐小僧に夕餉が迫る
3
記念日にダイヤの指環は要らないの 買えない時間をもっと下さい
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キュビスムに私を見てよ 楚々と泣く女の中の毒と愛とを
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絵本ヤダ?ならばエンタメここ座れ 怖い絵本で泣かせてやろう
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お迎えのガラス越しには喧騒が また泣いてるわやはりうちの子
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コンパスの軸をずらせば違うえん 歩く軌道に星が待ってる
10
血に染まる土手美しや古戦場 未練吸い上げ曼珠沙華咲く
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もっと会うことはできたと悔やんでも 充分会ったと菊は笑って
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台風に追い風送る休み前 お前に休みはないのだ走れ
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空かける羊の群れは西にゆき 夕日に染まる秋をうつして
9
てつかずのみそしるのわん みはさめて いつまでまつのながしにあける
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犬のなき季節の空を遠く見る 雲の足跡 元気でいるか
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風を読み倒れ込んでる稲穂よりどこ吹く風の葦になりたや
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ほっぺたの化粧を布で拭われて 小さき頬が寄せる体温
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金の街 ジンの冷たさ知った夜 甘い記憶に苦味残して
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白い腹開けっぴろげに犬っころ 弱いところは撫でてもらおよ
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ママ友と私の間の菓子袋 いいよ!貰って!行きつ戻りつ
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反省が後部座席に見えるから 何も言わない 雨がやんだね
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病院の入口へ駆ける人の目は なにもうつさぬいつかの私
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ゴンドラが輪に連なって照らす海 鳥も魚も恋の最中に
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別室で基本は好きに過ごしてる 水と油はたまに混ざって
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遠き日にもつれた糸が切れぬよに LINEの文に会いたいを織る
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鹿の骨二本燻して供えたい 線香よりも喜びそうで
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ふたまわり もう巻けないね絆創膏 母の手のひら逃げ出す指よ
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触れてても偽の香りのアールグレイ やかんのお湯が冷めてゆく頃
9
溶けるまでアイスを握る指先が 執着してる私にもして(上の句付句)
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パパの背で 金魚は眠る 兵児帯の尾を揺らすのはお祭り囃子
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初映画こっぷぽーんを握りしめ 君も戦う 行けアンパンチ!
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衝動に急き立てられて夏の雲 どこへ行っても空は空だよ
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