Utakata
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七つ八つ九つ十
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野に山に数多の花ぞ美しき 吾
(
あ
)
も咲かまほし野菊の里に
17
バーナーを消すんじゃないよ膨らんだ心は仮だ今に落ちるぞ
8
街の音
(
ね
)
に気づかされたる帰路遠しあなたの声の聞こえぬゆえに
14
欠くることなき月隠す墨の雲何をしをらむ君を思ふや
15
諦めと諦められぬの庭をゆく 指に絡んだ秋桜揺れる
16
地に伏せる青い花弁の彼岸花 儚き日々の夢が愛しい
11
焼けたよと君に一枚子に二枚世代交代カルビの行方
16
空っぽの部屋で見つむる 朝までは同じ世界に生きており母
20
秋の雲今はもうなき酸素室 命の音がまだ耳にある
14
ビロードの垂れたる耳に聞こえけむ 涙の雫 落つる音かな
13
胸深く眠れ眠れよ山珊瑚 いつか輝く 輝かせるよ
12
会いたくて震えるんだね西野カナ 犬で知るとは思わなかった
9
朝ごはんワンワン鳴いて待っている声懐かしいもう食べたかな
14
君の背を見つめながらも亡き犬を 考えちゃうねジュディ・オングだ
9
秋風と一緒に我が家に来たからさ 君と歩かぬ九月が来るよ
13
悲しみを悲しみつくせ?フロイトに 中指立てて誤魔化すぜ明日
14
日常が一番嫌だ缶ビール二本飲み干し今日終わらせる
19
君の香を探してみれど死を纏う布団が憎し全部捨てちゃる
11
薬箱二錠残ったトラゾドン 君が残したアクエリで飲む
11
ねんねこよ母の歌いし子守唄 もう寝ていいよおやすみぷりん
12
クーラーで冷えたからだを温める 君の背中はもう無いんだね
14
君の血がブルージーンズ染みつくる 未来の事なんて ね、イヌ
7
諦めの悪い私の手の中で まだ落ちるなよ線香花火
17
神鳴て魑魅魍魎を地に放ち 薄く笑ひし平安の月
15
この夏の記憶はきっと薄れゆく 耳の間に顔をうずめる
12
夜明け前 薄暗闇に手を伸ばし 変わらぬ君の心音を抱く
18
鶴ヶ城 抱いて登った吾子は今 白虎が散りし齢となりて
19
信じてた蒙古斑から出るしっぽ 今は出しては母に叱られ
10
通学路 性教育が落ちている こっそり足でめくるエロ本
11
餌を乞う犬の鳴き声背に受けて 男塗りするビオレUV
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