Utakata
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七つ八つ九つ十
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寒さから君を守りし冬の毛を 梳いて丸めてそして燃やそう
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いつ期末? 子に問い見れば 目をそらす 今週末と我予測せり
13
どこにでも ついて来たがる 君だけど 特に邪魔にはならないのが良い
7
永遠の愛 神父はLoveなど言ったけど 私の愛はLove寄りのlikeぞ
8
芽ひじきを戻す
(
みなも
)
水面は艶やかに 少女の髪を想わせる黒
12
右手首 右の耳だけ香水を 君の側だけ私は香る
22
窓開けて 犬を連れ出し 風当たる 光合成で 晴れやかな胸
7
いつ何処で、なんてはっきり分からない いつの間にか惹かれていたから
8
待ち伏せてツリガネソウの昼下がり 蝶よ惑わず舞えそのままに
11
退屈な無声映画のスクリーン 惰性のままに時は流れる
11
(
げんげつ
)
幻月や 闇を照らして 明けの石 紫陽花咲けば 青に染まりし
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お互いに雑な扱い許す友 縁は切れぬよ私が切らん
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ご飯だよー早くお風呂に入ってね 母の演技は九時でおしまい
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服のまま ドボンと風呂に 入れたら 楽になるかな 脱ぐのがだるい
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ヘアオイル ウキウキとつけ登校す 何がなんでもモテたいか次男
11
深々と頭を下げしその人は 父の遺影をじっと見つめる
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死ぬのかと父の問う声 耳残る 嘘をつけない子に育てし父
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さそり座がオリオン追いし夏の夜 赤き体よ夜空を照らせ
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親の留守 兄弟二人の晩餐は 自由と冒険シンクに残る
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適当に何か作って食べなさい 出来たおかずを見るも楽しき
9
つまらない 一日終わり 二人きり 今日もおつかれ グラス合わせる
9
Googleのフォトが昨年を伝えてる 亡き叔父がまだ歌っている今日
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子育てをやめたい時は何度でも けれど楽しき君との日々よ
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ペアづくり女子に指名はされるのに 友達止まりの君ぞ悲しき
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顔じゅうに アイスクリーム ついている もう、と拭いた日 今懐かしき
10
ヘソ天でワン!とお空をかき混ぜる どこを駆けるか夢の中の犬
7
試験終え部活を終えて帰宅する 撫でたい頭はもう手が届かぬ
14
銀色の冬の空気を身にまとい ネッスンドルマの歌よ夜空に
5
四人掛け 座れた時は 一瞬で 今は父子が 重なるソファ
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線分を自由に動く点Pよ お前はいいなぁどこでも行けて
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