私を可哀想だと言うんだ 幸せになって欲しくないだけよ
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お酒で赤い古傷を見る あなたを傷つけた全てを呪うよ
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死にたいです 天国にはポメラニアンがいっぱいいて欲しいよなー
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夏の朝鮮烈な光と一緒に消え去った明日見つからぬまま
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「ココロ」のね 角をキレイに取ったらね 「Ↄ Ↄ 〇」っていう字になるんだよ
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シャボン玉 眺めて心の角がとれ 映る世界もま〜るく見えて
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クルマを買う。それは人間の愚かさと儚さを象徴する。
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ひまわり狩りで持って帰ってきた花がテーブルを花粉まみれにする夏
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くるくるとレンジで踊るマグカップ 見つめるつむじをぼんやり見てた
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別にもう 会えなくたっていいからさ 思い出して泣いたりしてよね
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終電に 間に合うよう走ってくれた 息切れが愛だったと気づいた
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突然の雷雨に君がかけてくれた タオルで今は涙を拭いてる
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いつの日か忘れられる日は来るのかな 君の住む街君といた夏
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浴室にバケツを三個置いてある飲み水よりも流す方まで
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おやすみの声のあとから唸りだすいかづちが来る鬼のまえぶれ
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欲望が力まかせにからみつくこれはAIにはできないな/エレベーターにて
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くちびる、をひらかなで書いてみたくなる夜ですそよ風吹いてます/先輩と会う
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「飲みましょう」「会いたいですね」「素敵だよ」キミが言ってくれたらいいのに/葉月
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西空の 雲金色こんじきに あやなして シャングリラ桃源郷への 地図垣間かいま見せ
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あさがおの色水あそび遠い夏 ブルーベリーのジャムを煮る夜
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クリームをたくさんのせたパンケーキ ねえダーリン一緒に食べよ?
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明日通院 分かっちゃいても 風呂は熱唱 よりいっそうの磨きをかけむと
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その匂い、温度、手触り、音、風があの日のかけらとして永遠
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どこまでも行きたい深夜に国道を走っていれば永遠だった
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ガチ恋と呼べばいいのか今風に楽になるため名前を付けてみる
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太陽も星も僕らも終わるんだよ。永遠じゃない、それでも僕らは
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「永遠がないから僕ら会えた」って君は言うけど、わたしにはまだ
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きみがいない世界を忘れて生きるとき、僕らは未来を永遠と呼ぶ
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目に届く微かな光 少し遅い 歪んでいるのはどちら側なの?
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「あれ? 私、特別かなあ? もしかして。」私、? に、とって、?????特別? …………。……なんて。
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