愛すれば 奇跡が起こる 現実の 世界がいつか 幸せになる
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昨晩の雨を含んだ砂利道の自転車の音高く誇らし
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幼子に 名前を呼ばれ 返事する ただそれだけで 幸せなんて
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「あなたってまるで不具者よ」取り残す片っぽの靴下が責めてる
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有名に なればそんなに 幸せか 幸せなんて 愛する家族
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人生は 一度切りだと 言われても 今を大事に するしかないと
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水中で母が生きてる夢のなか私も会いたい逢いに行きたい
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あの人も この人さえも 葬儀屋の お世話になって 旅立って逝く
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ひたひたと 死神の来る 足音が 聞こえぬほどの 耳鳴りがする
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ちまちまと 悩んでいれば 人生は 風が吹くよう 過ぎてゆくから
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美しき 春の夕焼け 眺めれば はた気が付く 神がおられる
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愚かだと 思っていても 体裁は うまく付き合い 仲良しモード
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おとなしく しているだけで 偉そうに 言われてなんか 反論しなきゃ
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立ちのぼる伊吹の幹は地底から遥かなみ空を留める螺子釘
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大相撲、横綱になる大の里。大横綱になってください
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雨の夜の冷ゆる春 電話越しの声 友の心遣い身に沁みる
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大葉のせ トマトのサラダ 彩りも 初夏の風にも 似合う緑で
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霞む目と頭に痛い白日 赤い充電 過去になったアラーム
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半生の時間をかけて観たいのは君という名の名作映画
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車庫脇のギボウシ揺れてぱたと鳴る井ノ上たきなリコリコたきなこれだよななど
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忘れずに 取り込まないと たくさんの 洗濯物を 陽に干せた今日
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うちのも ひなたぼっこに 興じては ためた温もり おすそ分けくれ
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梅雨の間の 陽射しが眩し 運動会 良きタイミング 近所の学校
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一日が風の如くに過ぎてゆく ToDoやる事リストに付かぬまま
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水樹奈々奈々さんはたぶん今日から 狂歌師(の役)よ 狂歌とはなんぞ まずは予習を>べらぼう。聞いた事はあるんだけどな〜狂歌
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緑なす五月の風の中に立つ白きシャツ着た君が手を振る
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おーい雲白いスニーカーを履いたのよ眩しく輝くお日さま見せて
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歳をとるだけじゃ大人になれなくて 過去が眩しい29の初夏
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バスを待つ オレンジジャージの 快気炎 どこより早い スポーツニュース
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数瞬の明日の約束それなのに離れてまたすぐ逢いたくなるの
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