ピンクから白へと移るウツギ見てそれを微笑む奥様ありて
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弾むよに連射で射抜く受話器声いつの間にやら捕虜となりけり
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かりそめのうつくしさなどほしくない だってわたしは天使ですもの
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いかないで。嘘でも綺麗な可惜夜あたらよは、明けないままで止まればいいのに。
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繰り返し、同じ夢は見られない。それでも続けた死のアクラシア。
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十三夜そらの海原ランデブー星たちもみなハミングをする
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日が昇る 緑の道を 歩むれば 秋風そよぐ 枯れた紫陽花
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寝てる?って聞けば寝てない、起きてる?と聞けば寝てると答える妹
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名は残る誰かの為に生きたなら千代に八千代に苔のむすまで
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欲しかったものを手にした筈だった 重なる箱の山見て唸る
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人生で 一番傍に いるものは 画面の向こう 変わらぬあなた
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しあわせは 蝋燭ろうそくのよに ふと消える せめて今だけ照らしておくれ 
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処暑越えて葡萄の青が欲しいかな 進むべき道定まらぬ夜
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合格の一歩手前で立ち止まる 果たしてこれは正しい道か
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ハイヒール エナメルの内疼く足 痛み隠して人魚姫めく
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覚えなし 母が語った 強き祖母  家の切り盛り 目のゴミとりも
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絹シフォン ドレス引き裂き舞い踊る 理想のおんなにあたしはならない
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午後二時の昼寝の夢を追いかけて 遠浅の海のようだねとぽつり
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遠き故郷ふるさとより 声と思ひ出を スマホが結ぶ 幼馴染みと
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うっすらと 浮かびし祖父  大きくて 将棋指すんだ  裏の隠居で
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もののふの矢叫びのごと降る雹に羽うち交はし耐ふる鳶かも
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ベランダで月を眺める気も失せり なまあたたかい風の吹く夜
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過ぎてゆくウーバーイーツの自転車の後から風が伴走してる
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休日をうつろに過ごすこの部屋に窓のサイズで夕暮れは来る
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ひぐらしが とおくないてる さかみちを のぼってかえる つくつくぼーし
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ヒグラシが 遠く鳴いてる 坂道を 上って帰る ツクツクボーシ
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出かけ前 ひまわりカボチャ挨拶し 鉢植えに水ぶどう狩り行く
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海鳴りの街に七輪囲む夕 潮風にのる鰯の煙
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揺さぶらる 雨風荒ぶる列島に 災害備え今ぞ問わるる 
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艱難を共に越えたる妹の笑顔が揺れる供花の花陰
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