好きだった、貴方が。終わり。終わってよ! 消えない言葉も忘れる。終わり。
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向日葵が貴方が私の最低な言葉は裂いて手紙は咲いて
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夢を見た 一緒にいれば嘘ばかり憑いた 貴方の/夜の/昨日の
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片付ける 役目を終えた 物たちを 執着を捨て 感謝とともに
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なせばなる なせねばならぬ 何事も わかちゃいるけど やりたくないな
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あなたもおひとつ如何ですか? 朝のバンに トラフィックジャム
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元カレを7つ集めてひとりでも生きていける人間になる
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「アルジャーノンに花束を」のような本が読まれないまま棚で寝ている
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おすすめを問わず求めしアジフライ「のどごし」片手にもう一枚
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夜勤明けゴクリと煽る「のどごし」もあの日の水に及ばざりしか
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昼前は雨に降られて出掛けれず蒸し暑き午後また出掛けれず
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手に電書反対の手にユーチューブ情報台風飛び込み瞑目
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立秋でもう暑い日が来ないとかうまい話はあろう筈なし
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純粋な怒りはとうに消え失せて打算ありきの憤りあり
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久々に風招き入れ人心地 風鈴の音もどこか秋めき /立秋
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エリンギが 食べても食べても減らなくて 夫婦ふたり笑い合い ふっと空気和む>大根ポトフ。市場マルシェで120円のエリンギの量がw
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一般人取るに足らない人生に言葉与えるにぶいひらめき
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待ち侘びる 秋の足音 遠慮がち 隠れてないで そっと姿を
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樹木たち 超炎天下 願いごと 木蔭が欲しい 立秋で一息
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なんじゃこりゃ 軽く叩いて 寝かしつけ 静かにさせる そういう仕事
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よく見えず 耳も聞こえん 老人に 厳しくせんと 優しくしてな
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お互いを思う存分罵って笑顔で握手そんな日は来ず
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過ぎてゆく幾度目の夏ふと気づく記憶の君が泣いていたこと
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死ですらも時間が経てばオパールになると知った。かなり救いかも
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夏休み教室中に人知れず響きわたったセミの絶唱
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サヨナラの 思わぬ幕切れ ベンチ前 涙こらえて キャッチボール
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押入れのほこり被った羽根を見て自己紹介を紹介する日
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疲れ果て豆腐にネギをかけながらうたう鼻歌はみ出る無意識
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食べ頃の桃の香甘ひ 夏座敷 残暑へ移り変はりぬ立秋
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ブランコを漕いで漕いで近づきたい空と同じ回数離れる
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