伸びすれば関節どもがギスギスとアブラ切らすな一斉抗議
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あれよあれラスカルだよね 違います 彼アライグマ私はレッサー
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ペットショップ。あの子のおやつを選ぶ時、一番優しい顔になってる。
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肉塊をカラスついばむ帰路に聴くホルムズ海峡護衛要請
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夜明け前戦争知らぬ反戦歌轢かれた猫の骸がみえる
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早起きし我の布団に入り来るアニキの顔とちがふ顔して
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先輩の卒業式も無事終わりいよいよ受験近づき緊張
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白毛布くるまり丸まるボク達磨 白き眼で何を見んとす
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「生協に  入ってみたら?」 言われても 悪口ババァの コミュニティはムリ
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絡み合う糸の結び目ひとつずつ 丁寧に解き こころ通わす
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ナメクジはでんでん虫の進化系なのに嫌われ塩をかけられ
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放課後の影踏み遊び日が沈み お腹空かせて 友とさよなら
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真っ先にクリームソーダのアイスをね 下に沈める指先いと
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アパートの入り口いくつも小砂山こすなやま 地下でアリさん小部屋いっぱい
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黒豹は 静かに休む 春の中 目覚め上がるは 天の土俵に
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バス停に 長き列あり ゴッホ展 出会いを前に 春きりりとし
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朝かっば観ると解れる朝モヤが「ははんははん」と生きてもいいね
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春陽しゅんようもと 露天の湯に浸かりつ眺むる 白き馬酔木あせびの満開
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ねぇ聞いてダウン羽毛コートがへなへなよ洗って台無し「んもう家着ね」
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探してた モノじゃないのを 目っけては 思い走らせ 時間旅行
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背を預け戦い続けた槍の友 己の生き様天で見てろと
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幻視するソメイヨシノの花筏 風なほ冴へる真間川の橋
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老いてなおその眼光に陰りなし 時代の証人同志とも永眠ねむ
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袖口の汚れた白のワイシャツを むき出しで着る男の哀れ
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白無垢の祈りを包む木蓮のつぼみ食らわれ亡骸の空
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道別れ誠の大将露と消え 繋がるきずな仇は必ず
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未来への夢と希望に満ち溢れ 不安一片も無し 4月からの孫 /進学おめでとう
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賽投げて 八十億人 通過して 巡り巡りて わが手の中へ / 世界人口百億人時代?
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恥ずかしい? なに言ってんの やり切るぞ 恥ずかしがるのが いちばん恥ずい
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いにしえの アメリカ映画 観た帰り 電車の中で 心リピート
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