幼日は意味も知らずに手を合わす残暑に灼かる六地蔵尊
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無沙汰詫び祈り捧げし奥津城に渡る海風供花揺らしいく
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突然の雷雨に窓しめエアコンのスイッチ探す処暑の候なり
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ひとりまた裏切った翌朝四時の脳内でぼやける とおいランドリーのかがやき
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丑三つに目覚め弄くる小半刻闇夜の光り三十一文字に
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そりゃ妻が得と長年思ったが今じゃ天秤真一文字に
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ずんだもちしらたまもちもちきなこもち  みたらしもちもちもちもちもちも
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あの日のね 優しい私に戻りたい 君が愛してくれた夜
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自信ない だから君との赤い糸 気づかず焼いて あと五秒
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あなたをずっと満たす様な 虞美人みたく愛されたい
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あの時の また会う約束残しつつ 会えない世界に踏み込むよ
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本当の君に出会えてね とってもとっても満たされた さあお幸せに さようなら
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世界で初めてたった一人 君のことが好きでした
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ひとつ上 沢山の世界魅せられた もう私の世に旅立つね
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立ちションを してたら不意に 後ろから 刺されて死ぬ のが俺らしい
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ついてくばかりもだめだよね やっと大人になってみる 君みたいになりたくて
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寝床はね 30度超え 風も無く 虫の音もなく 暑さ再燃
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君がくれた夢だけど もう一人でも歩けるよ もう会えないね それじゃあね
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田畑と ともにありしか 虫の音は 鈴虫消えて ウマオイ消えて
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晩ご飯 何食べたいと 聞かれても ほんとなんでも 良い時がある
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見終わった映画の券が二枚あり君と過ごせた日へ帰れるね
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金曜は鰻重だけど我が家で食べる日を待ち君には内緒
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ベランダの屋根の隙間に月見えて菊も彩り広重となる
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頬に落つ温き雫を雨へ消し癒ゆ花々と溢す微笑み
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暑くても赤青黄のペチュニアがひと鉢に満ち元気授かる
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ちらほらと茎に吊り花白く揺れサルビアミクロフィラと名を知る
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少しでも灯を乞い月へ花傾ぐ千日紅の赤き花冴ゆ
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夜に爪を切るのは駄目と言う母の気配感じて早起き誓ふ
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詠みたての心を君の眼に送る鮮度の良さが売りの短歌屋
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注ぐ愛 水の多さに根が腐り無知の涙をひと鉢落とす
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