この夏の記憶はきっと薄れゆく 耳の間に顔をうずめる
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「みーつけた」 心の中でかくれんぼ していた言葉に出会う幸せ
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スマホ閉じ 夕涼みの風を招き 窓越しに見ゆ 泣き顔の月
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隼と上野から飛び撫でる町きらきら今日はイオン数える
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八十八歳は言ふ空襲警報嬉しやと 防空壕でお菓子もらえて
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君が来る ふるさとの夏 目前に 希望と不安 浅き眠りと
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貴方には聞こえない声で叫んだ 色んな恋とか一途な愛とか
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立秋って暦の誤植じゃあるまいか 言葉の響きされど涼しき
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夏休み 平日なのか 出かけるも スーパーでさえ お祭り騒ぎ
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一日前 大運動会🐱🐱 嘘のよう しんとしている さやけき夜明け
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盆の時期来らば毎年思ふ事近く飛ぶ蝶ご先祖かもと
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火と炎との違いさえ分からずに炎上という言葉を使う
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蜂蜜をかけるその手で蜂の巣を駆除するヒトが築いた社会
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ジーンズのポッケに両手を入れながら歩く男が鳴らすペイペイ
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絶対に裏返さない押入れにあった見覚えがない写真は
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生パスタの店じゃなくてもよかったの二人で並ぶことができれば
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眠いとか目が痛いとかおしっこのような涙を拭うハンカチ
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「ぼくたちが一番強く生きられる日だね」「そうだね」──『影たちの夏至』
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年齢のせいにできるし離婚とか休職とかは厄年にする
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この夏の 観測史上初となる 猛暑日続く陽炎ゆらゆら 
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1ヶ月ぶりに帰って来た人が日焼けしていてなんか嬉しい
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コンビニで 買ったばかりの 自由帳 余白に挟む 夏景色かな
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物高く楽しみ削る慎ましき君の弾むはあさがおの朝
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アガペーの御空に光る十字星 導きあるに煩悩の闇
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はぴばですー😸💕 一日遅れでごめんなさい ねこ母よりは すこし年下?>お歌の若々しさからの、めちゃ勝手なイメージ(笑)違ってたらすみません!🙏
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元町を ぶらり散歩の いちにちよ 汗だくなりても たのしかった〜!(姉様、ありがとうございました😸)
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「ミルで挽くコーヒーを飲む丁寧な暮らし」を望む前に掃除しろ
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半額のシールを剥がしてレンジでチン 疲れたし もう君はいないし
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火曜日に別れ話をしないでよ。せめて金曜日まで待てないの。
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新しいことを始める三十四 お前の知らぬ私を生きる
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