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想いなど どれだけ強く焦がれても ひとには見えず 伝わらないよ
9
家 幼稚園 学校 習い事 会社 サークル いつも所属の気配だけがある
3
やっぱり私の子だね その言葉のために生きている 惨めさ
2
ガーデニング 母が唯一愛したもの 我もすなるかなと庭を耕す(母の子だから)
5
憎み、愛し、恨み、倣う 母と同じものになってゆく
3
自身の肉を食らい いつか消えることを願う 悪癖
4
暴力の象徴たる母の手 今や温く我に寄り添い 媚びる
4
愛する母と心中未遂せし兄達を羨む 埒外の我
4
青春を味わう前に噛み砕く血の味の方が似合っている
4
「愛してほしい」ふと口ずさむ回数が減って 婆あになった己を知る
6
寒い 赤い毛布を手繰り寄せるよう 私は君と会話している
3
どこかに行きたい 家に帰りたい でもここが家なんだ どこにも行けはしないんだ
4
シーグラスの如き母 棘も濁りも 我が傷へと捨て果てつ
4
私にも可愛い頃があったわけ 怪獣だってきっとそうだよ
5
お礼受け 鵜呑みの自分振り返り 重ねた親切 穴入る道化
3
午後からは桜見ながら散歩してゆるり歩けば雨も降りだす
10
生きている夜夜夜は一人ハグするしかなくて 人との散歩
5
遠い目の先の幼子なにおもふ我に子どもの年聞く人の
7
日直の仕事 黒板消し・花の水やり・天使に揚げパン配る
8
銀輪で春の夜泳ぐ帰り道 ぬくい風に心緩む
8
静寂な 田舎の夜は 淋しくて
雨東風
(
あまこち
)
の
音
(
ね
)
と 秒針の音
27
お
社
(
やしろ
)
の大き桜を独り占め ちょいと田舎の贅沢な春
27
会いたいよ(お花見)来れたらおいでと 涙出る ほんとは楽しく飲み食いしたい
16
花たちが咲かなくなった日本にて デジャヴのように君と会いたい
3
時にふと昔のことを思い出すあれはあれにてあれ以外なし
5
パフェ食べる鬢付け油の浴衣衆 深刻顔の友の向こうに/『ファミレス』
7
バス停の桜花は誇り高き顔 いつかお前もみなに踏まれる
4
芽を出さぬ向日葵の種に
明日
(
あした
)
なし土に還りて肥やしとなるも
5
深夜二時、低く唸る冷蔵庫。鼓動が共鳴して平行線。
8
晩ごはん カレーはできた それなのに ライスがなくて 途方にくれる
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