白鳥は 今きっと津軽 海峡を 越えているはず 彼岸に千歳
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身を屈め目線合わせる水仙にご機嫌を問う迷惑かしら
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目覚むれば二日で二尺の雪積みて春は一気に振り出しへ戻る
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「誇り高き下等動物」君のことそう呼ぶことで怒り鎮めん
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アレクサが流し続ける今さらにシティポップは時を洗練みがけり
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仕事柄常に眼精疲労ですおでこグリグリまるで拷問
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決戦は土曜日なりと戯れにしも尾灯点滅無縁青春
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ミサイルが 小学校に 落っこちて 百七十五 人死にました /米軍ミサイルイラン女子小学校誤爆
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日の入りから日の出までの時間には、あなたに彼女がいるか気になる。
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未舗装の石ころ踏んで土手をゆく菜の花の黄にくしゃみがひとつ
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吾が足を他の亀かと思いきや 我が家の亀はじゃれつき登る
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アンドロメダ銀河のことを語ってるきみの息白くって白くって
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大阪の環状線は危険なり 円を離れて知らないとこへ(猫好き様へ忠告)
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片隅に畑の雪は消え残りもう白鳥はいない高空たかぞら
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忘れない 君はここにいる 受け継ぎし 孫のしぐさに 君生きており
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ケージの隅おやつを隠している君の丸いお尻に朝日が当たる。
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一日も 忘れずにいる 君のこと 一年経ちても きっとずっと
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社員証入れるケースにキティちゃんのシール貼ってるあの子はハタチ。
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引きこもり 解決されず 三十年 今形変え 孤立死となり / 孤独死 ≠ 孤立死
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串刺しの 十字架2本杖にして 歩いていくよ 道に迷わず
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はみ出した でかチチよりも谷間から チラッと見えるちっぱいがいい / だがそれがいい
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令和ではカットされてる来賓紹介 何者なのかあすこの方々
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すすり泣く 生徒父兄に 感化され こんなん泣くわ答辞の言葉
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手放しに良かった良かったじゃあないけれど それでも贈るよ「ありがとう」
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一言じゃとても足りないだとしても 贈る言葉は「おめでとう」
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そうだよね三年教師も泣いている 一年間の打ち上げだものね
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ほどきたる古着の紐を玩具にし 鼠の尾に見立てじゃるる猫
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値上がりは 二十円です。 灯油です。 赤紙みたいな 葉書一葉いちよう / 氷点下つづく
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あれこれと孫たちの好物考えて いそいそ動くしあわせな朝
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ゴム毬のごと 弾むこころ運び来る 息子家族の里帰り嬉し
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