Utakata
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衣替え 麻のシャツにはアイロンを ビール片手にハンガー眺める
6
春の海 霞み渡りて 風光る 富士の雪嶺 凍つ風吹きて 白雲走り 旅の空
5
「水の色は水色ですか」と問うている 朝日を弾く水面を見ている
10
レモン梅ゆずに洋梨西瓜桃 酒の味付け心洗って
6
沈みゆく心に色があるのなら きっと深くて深い紺色
6
気づかいの小鉢ひとつを持て余し君にすすめる 月、満ち満ちて
16
意を汲めば「広告
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なき世の心地良さ」飾る短歌は清らかに映え
10
ロジックは「Utakataいいね」と言われたい立ち上げ人の熱きエールで
10
蛙鳴く里山の宿台無しに 女房がんがんテレビをつける
17
ひと搔きに揺れふた搔きに流されて 海月のごとく芯なき我が身よ
18
堕天使が いつか天使に もどること 夢を見ながら 今夜も眠る
3
一日の 終わりの癒やし 此処にあり うたかただけに 残せる記録
28
忘れ物 したるが如く 振り返る 白花水木 楚々と咲く庭
16
わたつみの 底の記憶を 懐かしみ 黒き螺鈿(らでん)の 貝は煌く /螺鈿の宝石箱
12
惜しまれて 去るひとありき 池の面(も)に 春愁の渦 立ちて消え行く /麻のゆき氏
14
残ってたカップスープが丁度いい寒かった朝五月一日
7
大風が四月の憂い吹き飛ばし雲の切れ間の花月夜かな
28
沈黙の長さを別の感情にすり替えられてしまう雨の日
9
冷凍庫に眠る鶏肉ミンチにし 豆腐と合わせ和風バーグに
24
良き歌を 残して去りし 君なれば またへうへうと 帰り給へよ /麻のゆき氏
19
あの時も その時までも 遠ざかり 糧を求める 汚泥の中に
13
そうやった 連休三日目で気付く 昼餉の支度面倒なこと
24
昨日から記憶が全くない僕は 同じお酒で三回吐いた
5
我家
(
わがいえ
)
の パスタ担当 大臣が ブレへん味を 確立している
7
存在はいつの間にかに 次の世に 日の出日没 月見えぬ夜に
8
コンビニに 買い物に出る 春の夜 ふと見上げれば 北斗七星
4
万博の 流行り
廃
(
すた
)
りも
烏兎匆匆
(
うとそうそう
)
徐々に見掛けぬ «ミャクミャク»ホルダー
23
食べられる そのためだけに生まれたの 最後は優しくスライスしてね
4
無自覚な自傷行為か
高鼾
(
たかいびき
)
血にじむほど喉を震わせ
12
「句またがりとかしちゃうからあんたってモテないのよね」 ああそうですか
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