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打ち込みで作られた音が流れてる 今の異音は音楽だよな…
8
毎日を走り回って遊ぶ子にドラマティックは通用しない
7
人の家覗きたくなる窓の中まるで絵本をひらくかのごと
5
ホームから見えぬ子に向け手を振った新幹線の窓滑りゆく
7
送り出す子が乗り込むや新幹線ふいに姿を見失う窓
5
波しぶき浴びて咆哮(ほうこう)ゴジラ岩 珠洲の岬に立ちて崩れず
5
ストリートビューに写った窓の猫いまもいるかなもういないかな
9
友を待ち窓から外を見張る子よ帽子水筒準備万端
10
友の妻去る日近しの知らせあり何せぬままにけふを見送る
7
火渡りの読経の響き野路の秋 素足に熱き平穏を乞ふ
4
音もなくヒラリと舞ひし落し文 文字なき文字に隠すさよなら
3
陽炎をタップダンスの靴で踏みタタタと響く夏のプリズム
7
卒アルに写らぬ青春抱きしめて誰にも見えぬ宝物とす。
8
歌河を流るる舟に幟旗それぞれの岸接岸ねがふ
4
モーニング 友とおしゃべり こんなにも 豊かな日常 連れてくる
現代
(
いま
)
9
いま何合目まで登ったか人生はのぼりしかない山の頂
8
これからは別れをおおく知るだろう季節は巡り秋の風ふく
6
高齢と病気、跡継ぎ→廃業を決めし梨屋のさいごの甘さ
16
筋肉痛 三日遅れの便り乗せ 芯まで届く シニアのゴルフ
9
キン肉マン超人強度の設定のあまさをわらう竹馬の友と
6
八月の塩の浮きでた作業帽洗い時かと虫の声きく
10
歌人追って結社誌たどる夏未明三時三十三分を指し
5
全ページ切り抜きされた雑誌にも記憶があって風が呼び起こす
7
気がつけば 今夏は蚊の羽音を聴かず 猛暑の夏の ひとついいこと
22
3
歳児犬とおもちゃを取り合って負けて泣いてるああ平和だな
14
四季咲きと言えどもバラが八月に初めて咲きしヒマワリ共演
12
たっぷりの水に浸して一昼夜 さぁて祭りの棒鱈煮るぞ!
17
心身の痛みを逃がす術もなみただ耐え果つる日々とこそなれ
6
子を心地
好
(
よ
)
き眠りに誘ふ魔法 一冊の絵本と母の声
23
このあつさ負けず生き抜く人の群れみな底しれぬ力あふれる
5
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