たのしみは鶏皮、豚トロ、砂肝を 友と貪り帰路つく時  
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悩ましい 綺麗がゆえに 月並みと 侘び寂び選び 借りもの残る
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何を慌てていたか 水飲み場にて 異音を放ち むせぶ我が猫
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鹿に金 どうしてこれで「みなごろし」 得体の知れぬ禍々しさよ
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二時起きのツケを払いつ酒飲めば 覚束なきのほどこそあはれ
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被災者に 賠償おりて 愚痴もあり 受け容れた側 市民町民
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帰るたび酒を飲むたび眠るたび隣にきみがいればと思う
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街で聞く カッコウの声 見渡せど 時計もなけりゃ 信号もない
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翔平を 召し捕るロボが 出来たとて 関係ないぜ 視点違えり
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緊急音 背中せなで大地の揺れ測り ついに来たかと諦めていた
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厭ふべきものには目をぞ背けけるただ静けさを守ると思ひて
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「僕ばかり」そうかな別に楽しいよ俺を気にせず笑顔を見せて
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「非国民」レッテル貼って背を向ける あなたの日本 四畳半なり
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ほろ酔いの舗道の目地に猫じゃらし ちひさな秋は ちひさく揺れて
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風呂を汲み枝豆解凍準備よし日が暮れるまで農作業して
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窓外そうがいに蝉を知る教室で 涼風すずかぜに感謝を知った 我が夏よ
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陽の向きと風の向きとが逆の時 日傘はおちょこイラっとなりて
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下手なれど 好きこそ芸は 悲しけれ ち切らむとて 諦めざれば
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はいまみれ 千葉酒ちばざけだらけの品書き 酢となめろうに チーバ君霞む
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暮れ方の庭をトテトテ往き来ゆききする セキレイ追いて 水遣りも途切れ
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尾で我の脛を弾きて行き過ぐる猫の斜影の笑ふがごとし
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つま帰る一日分の労働の汗染み込んだ背広の重さ
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見てなくていいのそれでも呟くの私の今を私が見たいの
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がんばれは君をしんどくさせるかも四文字消して類語調べる
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ガタ落ちの視力はスマホ漬けよりも月や星空見上げてないこと
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テレビには 見慣れた顔が 昨日今日 御用学者も また然りなり
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占いで言われた言葉外れたがあの日あのとき欲しかったんだ
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友だちを呼び捨てで呼ぶ母親に吾子は「やめてほしい」と車中
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そよ風が水面の月の影砕き きらめく波紋銀のさざ波
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星流るまた一つ消す住所録 君の残せし文字をなぞりて
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