トランプが 習近平と 話しする 途中に寄った 島国日本
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無くなつた子の玩具子の友達のリュックに紛れこんでいたオチ
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弱い者 小さき者は 後回し 大人の都合 いつも優先
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目覚ましが鳴らない目覚めオリオンも下弦の月も真上にありて
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婆さんや 爺が集う 児童館 こどもはなんか ドライブスルー
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午前九時の強すぎず甘くない味ときどき薄れて風を感じる
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命とは 己を捨てて 愛すれば 命を救い 命が続く
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万が一 一人の人を 救えたら それが本望 遂げた瞬間
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「今シーズン待ちに待ってた初舞台」折りじわの付くチノパンを履く
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あくせくと 短い命 食いつぶし 考えもせず 悩みもせずに
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誰もも駅へと急ぐ朝の道 吾立ち止まり空を見上げる
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ぐっすりと 眠れた朝は のんびりと 過ごしていいか 水やりもパス
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雨上がり柔き陽の差す朝の庭ゼフィランサスの白、風に揺れ
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騙すんだ臆す心を騙すんだ俺が神だと騙すゲームだ
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嗚呼やはり 錯覚に非ず 金木犀 ふわりと香る 深呼吸する
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いつの間に 山の単位を 二座ふたくらと 数えし君は もう山ガール
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言の葉の 獲得自在 信じたり 騙されちゃったり 心透けたり /
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Zだね~詐欺に置き引きちゃっと処理、独り欧州次の街角
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カフェオレを 片手に再び ベランダへ 今朝も情熱の 赤いおけいはん
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わがたち けさは ねむねむで あけがた・うんどうかいを したから
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朝イチの トイレ掃除が 癖になり サマージャンボは 一万円当てた(ハロウィンはどうかな?)
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春日武彦著『はじめての精神科3』を読むにつれ身近に感ずる心の世界
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初雪や木花咲耶が化粧ふ頃 芙蓉の嶽は秋風に澄む
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何処どこからか かすかなる松虫の声 宵の温風ぬるかぜ 惜秋せきしゅうを鳴く
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貝殻をうしなっても貝は貝 ヒトの絶対条件はなに?
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彩雲と言ふのだろうかあの雲は あまびとの伏すしとねのやふな
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懸命なピエロの笑い裏透けて月夜に恋ふはモナリザの笑み
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参ったなと 思ったのは 一瞬で すぐネタにする SNS脳
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お行きよ、まばゆい記憶の白飛びはあたまの外ほかで知つてあるから
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初めての国勢調査調査員 一瞬だけの国家公務員
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