ハグ出来ぬ哀しみ抱き秋薊 夕日のなかに影のみ重ね
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溽暑とふ風死す午後の音頭瀬戸に 低き汽笛の重く響けり   
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日直は黒板消しをたたいてた チョークのにほいちょっと好きかも
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金閣寺 火焔のなかより生れ出で金の鳳凰 夜空を舞ひぬ
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二本目の煙草が苦い そういえばそろそろきみの命日ですね
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コンビニで 弁当買うと 割りばしは  死ぬまであるよ 有難うさん
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いくつもの透明な眼が水面でまばたきをしている もう秋だ
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交差した、哀れな祈りのリグレット。見え透いた嘘でひとりになる。
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希う、咲いた祈りのアミュレット。君が笑顔になれたらよかった。
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苛つくな あなたと自分に対して 愛されたいが受け取りたくない
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あなたが過去を忘れられないだけ わたしも憧れに愛を強め
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処暑なれば素麺安く売られてて去年の米もそこにならんで
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ガリレオが環状列石敷いた日にアンティキティラで見た星はどれ?
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好きの理由わけ 数えてみてもから回る 偶然が重なった何か
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透けてゆく君の頬には色がなく夕焼け色の涙ひと粒
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英単語覚えなさいと言うけれど俺にはとてもburden重荷なんだよ
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鳶見つむひとときの幸覚ゆれどうつつのうちは深き闇なり
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献血にご協力をと駅前で心でごめん謝るうつ病
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扇風機もたまには逆に回りたい 上司の指示をひとつ無視する
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「知りたいな、君詠む短歌」その日から浮かぶアイデアあなたばかりで
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これというピタリの言葉決められずモーラが足りず歌纏まらず
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別室で基本は好きに過ごしてる 水と油はたまに混ざって
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名刺にはあだ名が書いてありました 信用よりも自分第一
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いつ見ても気持ち明るくしてくれる歌詠いさん太陽みたい
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黒ずくめ俯きスマホ見る少女夏は独りじゃなかったでしょう
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新米を 担いで帰り 汗だくに 農家の方に 感謝する午後
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夏風に触れた気がして目の前を横切るあなた不思議な気配
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噺家の名人芸かと思うほど蕎麦すする音あちこち響く/お昼のデイケアルーム
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霊感の無尽の証明為している世の営みを眺めば愉し
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気づきてか気づかぬままか同じ歌出す人ありてくすと笑はゆ
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