5
7
投稿数
41

閲覧ありがとうございます、修行中の高校生です。

街中にイルミネーション人ごみでインデントされた僕
7
泣かないで理解者なんていないから腕をけがした非常口
8
つらいしつらいしつらいけど本音をのんだらおいしかった
12
静けさに帰りたくない午後五時半君がいたから死ねなかった
7
ふたりきり僕の心が揺らいだように屋外プールは思考を乱す
11
恋の病どんな娘でもつらいから君のすきなバンドの曲聴く
9
チクタクと響く 動かぬからだにフラッシュ焚いて流れる朝露
9
泣きつかれ引っ張られても変わらない反射しているほつれた糸が
7
おわらないねって笑い合う準備日最終下校は五時半
10
素直になって私だけじゃなかったねインフルくんもさびしかったね
8
にわか雨撃たれながら私こんなに弱くて脆かったんだ
9
午前九時の強すぎず甘くない味ときどき薄れて風を感じる
10
遠くに君はいってしまったからさめることのない喉の熱
11
朝は雨昼は晴れだね夜は雨私は君をずっとみている
10
暗くて静かな闇それを楽しみ私本の中におちた
10
あたたかいごはんと曇る眼鏡広がる視界と雪景色
17
一日は君がいないとはじまらない心肺停止の片耳イヤホン
9
初めてのテーマ詠苦心惨憺詠んだものはどれも不作で
8
何も聞きたくない午前三時の孤独何も考えたくない
6
毎日毎日毎日黒い口が飛び交うタイムカプセル居場所がなくて
8
SNSいいねに囚われる生活空の心赤で満たして
9
落ちていた銀杏いちょうの葉っぱ手に抱え「おはな」と笑っていたあの頃
10
いづれ忘らるるぼくの声とぼくの顔今電車に乗り会いに行く
14
丸暗記終わりのない単語をみる私の電車満員電車
13
月は手が届かないから綺麗なんだよといっていた君の横顔忘れられない
11
室内外の寒暖差頬紅葉色手足の色頬にとられ
10
ありがとうあなたを困らせていた子は今短歌を詠んでいます
13
たとえみんなに忘れられても私は初音ミクがすき
9
花火哉夏はわたしをおいて散るきみもわたしをおいてちるの
10
まあこんな人生も悪くないねと包み紙を取り月をほおばる
12