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噺家の名人芸かと思うほど蕎麦すする音あちこち響く/お昼のデイケアルーム
25
霊感の無尽の証明為している世の営みを眺めば愉し
6
気づきてか気づかぬままか同じ歌出す人ありてくすと笑はゆ
12
「脱」の字にネガティブな熟語多きこと辞書を繰りつつふと思ひけり
13
樫丘 (あまかしのおか )より低き耳成の山越えてゆく畝傍の山へ
12
残暑に耐へて 実を結び
只管
(
ひたすら
)
に 冬を待つ
隙
(
すき
)
の青センリョウ
21
人間の 不思議な点は 個性なり 違う考え 違う感覚
5
久しぶり。熱帯びる光浴びてさあ弾こうか私の大好きな曲。
5
生まれたり 死ぬことだって これはまた 楽しみばかり これは冒険
6
老いること 病むことさえも 経験と 思ってみれば これは冒険
4
四苦八苦 調べてみたら なるほどと 思うとこあり なんとかなるさ
5
背を丸め 首を手前に 突き出して 歩く老人 我が身と同じ
4
水筒に 麦茶と氷 入れといて 保温の利いた 冷たい憩い
4
夏空が こんな激しく 変化富み 人は日中 クーラー頼み
4
温暖化 慣れてしまえば 当たり前 熱中症も コロナも一緒
5
毒を吐く 人間共に 囲まれて 褒められるのは 歯医者さんだけ
4
きちがいと すれ違いざま 囁かれ 怠け者だと 揶揄されながら
4
傑作で すねこれ。 まったくです ところで君の 手に持ってる鋭
6
直線の 季節忘れし 往復ぞ 外回りにて 日傘がひらく
7
妹が今日まで休みで遊んでて羨ましい 「じゃ、行ってきます」と
8
この暑さ 夏の名残りと見せかけて まだまだ遠き秋の足音
23
学校に向かう途中で猫ちゃんがぬくぬく寝てた 一緒に寝たい
16
真実の天使は絶えず寄り添いて汚濁と醜悪決して離れず
8
ドンキ寄る せっかく遅刻するならと 友とグミ買い 談笑登校
4
「にゃーーん」に 「はーい」と返事をしてみれば 何か通ずる そんな気もする
25
スーパーの屋上なんてところまでとんぼ泳いで処暑の空なる/喫煙所から
19
海鳴りは地球の鼓動ごめ渡る 白き翼が波を蹴り立ち
5
葭すだれ揺れる京都の二寧坂 だらりの帯も闇へ消へゆく
4
口つく゜む出自明かさぬ鬼浅利 闇の深さに殻を閉ざして
4
畔脇に 鷺雉ゐたり そば寄れば 鷺は悠然 雉は走りぬ
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