今朝は柿 熟れ熟れなので 丸洗い 切ってクリームチーズを挟んで
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「おひざ」のよさ おもひだしたる ちま猫ちゃん 4.6kg 生命いのちのぬくもり
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犬あびる「かわいい~」の声めぐりゆき「幸せ」きっと そに還らん
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生え癖を なんとかしろと 罵られ DNから やり直せってか / 親子
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さっきまで さむかったのに キミがきて いるだけなのに あたたかい部屋
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発車直後見送る バス停ひとり 秋晴れの宵 さやかなる月
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今回はメラニア夫人はなぜ来ない? ドナルド爺さん見てもつまらぬ
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消しゴムを勝手に逆から使う奴もれなくお呪い申し上げます
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初雪の富士の寒さにふるえつつ朝顔天へ召されて逝きぬ / 10月23日 花の終わり
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人に会うことの少なくなりぬれど 日ごと多しは人想うこと
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朝五時の音は微かに団栗どんぐりが ポトンと落ちる秋は深しと
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友からの枯野に雪舞ふ画像くる 冬を覚悟の文言添へて
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吊るされて 夕日に染まるあんぽ柿 軒下一面オレンジ色に 
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別れても キミが選んだ 腕時計 ずっと付けてた 今日から外す
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雑草の 踏まれて強く なるという アイデンティティを 奪う優しさ
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給食の きゅうりの塩もみ 塩っぱくね? そしたら女子が みんなと一緒
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ばけものは冷たい月夜に現れて三角チョコパイ喰らって眠る
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「リア充になれない」と君が言ったので好きになってもいいのかと思って
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キッチンのつけっぱなしの換気扇その日の僕は心が暗い
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人知れずミクロの粒なら何処にでも降っているらし隕石たちは
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青森へのタクシー通勤は今日をもってやめ。東北道は氷雨にけむる
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何処までも進むさ苗が芽吹くから 一夜渡れば違う世界に
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田久保眞紀。あき竹城と重なってあき田久城と脳が呼んでる
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人間は両刃の心殺戮も愛と祈りを捧ぐ者もあり
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僕にもし 天使の羽根があったなら いま傷ついてる 貴女を包みたい
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奨学金 たかられた事が あったっけ 全て過去の出来事こと とうに亡き実父ちち
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揚げ油にキッチンペーパー被せたら泣き出すみたいに染み広がった
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朝晩の冷たい空気と玄米茶、秋は何処いずことあたり見回し
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袖通し 人の温もり 思い出で 幻想そこに 抱きつつあり
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ちと早い 天気予報の 雪マーク まだ十月よ お手柔らかに 
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