水張田に鈴振るような音満ちて ああ今さらに、これがカエルだ
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青系の ビーズをテグスに 通すよに 言葉の粒を 紡いでいこう  
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暗幕を閉じてはじまる理科室は星のスライド尾を曳いてゆく
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もう寝たの? もうってなんだよ チューしてよ 虫歯になるよ 甘くないのね
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徹夜して  優しき手にて 猫さする 貴女の不安 取り除けたら
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ふにゃふにゃとした感触の向こう側舌に感じる海ホタルイカ
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スナップの 白き花咲き蔓伸ばす 空を掴んで甘きサヤを成す
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堂々とリーダーやりますと若き人 令和の世に見しハンサムウーマン
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気だるさとめまいで自由を奪われて 自由に動ける奇跡に気付く
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意味もなく落ち込む時に言い聞かす苦しい時も長くはないと
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「ありがとうございました」はさよならの明日へのいのちゆらす風なり 
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大好きな居場所を追われる悔しさを 5年間ありがとうの文字に託し去る
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釣り銭を 正しき額で 差し出せず 我に財布を 開きし老婆
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手痛い目 見るより停滞 していたいよ 気持ちは燃えずに 低体温
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地植えせし盆栽の木瓜ぼけに花五輪その紅色の深み増したり
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あの人に 届かぬ想いを 内に秘め モルダバイトを 砕いた笑顔
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霧深き 小径を走る そよ風に 乗りて薫るは 君の面影
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今のうち やりたいことも できるだけ できることから やったもん勝ち
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飯時にくれというので納豆を猫につき出す目が✕になる
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言葉数 少ない父の しゃんとしろ 税務署前で 聞こえ来るかな
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吾の指を 噛んでキックの 猫ゴロは 嫉妬している 恋の夜かな 「詠み直しましたすいません」
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強風へ 上下左右に 弧を描き まにまに岸の 樹へ消ゆ雲雀
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1キャラの 深き大地の 煌めきよ 我のルビーは 旅路の光り 「詠み直しましたすいません」
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満開の 躑躅の囲む 百日紅 枝に夜露の 落ちる朝かな
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ぞはるなる かすみらまし月頃つきごろに  かたらひにめむ らばをかしき
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我が家の 換気扇から ご近所へ 夜鳴きしているソース焼きそば「詠み直しましたすいません」
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怒られて ごめんが言えて 弁当の 海苔はハートで 母ありがとう「詠み直しましたすいません」
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ポー君て 異国の人?に いや前に 仕事でポーと してた僕です   「詠み直しましたすいません」
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ベタベタは 嫌いだけれど 世話好きの 僕らはきっと 猫と似ている
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買ってきた一リットルの炭酸が弱まってきてサワーだいなし
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