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かたつむり 重たき殻を 憂しと脱ぎ 産土(うぶすな)去りぬ なめくじとして
9
「クールジャパン」に 三菱UFJ 出資せず さすがと思う 先見の明 /クールジャパン機構廃止へ
8
生のない生を彷徨い居続けたそれもどうして闘いだった
6
子育てのママはそのまま親育て子とママ共に
生命
(
いのち
)
育む
8
プレゼント喜ぶ君の笑顔見てまるで私の誕生日みたい
6
雨降れば雨音に耳をそばだてる「こぽこぽ」なれば
水嚢
(
すいのう
)
作らん/袋+水
12
歌作り 頭が急に 動き出す 次々浮かぶよ 昔の映像
4
ねこたちが タンスの上で ならんでる 毛づくろい中 たかいとこ・すき
22
一日が終わり新たな始まりが毎日つづく絶望の闇
4
歳くえば足もとぼやけ膝カックン 千里の道の三歩目外す
10
窓外の眼前繁れる高木にわが腰当てて補強せんとす
4
マウスでは 効果あるらし ミントティー 人体実験 我が身で試す/認知症予防
14
火葬場で 親父が灰に なるまでに 家族で話す 親父の愚行
20
十分で 兄貴に生まれ 双子だが 後に控えし 重き人生
8
アマゾンの一強きらひアリエクで買ひし部品も皆チャイナ製
5
国連の権威はすでに失われ無軌道なリーダーらだけが勝手気ままに
5
今週も無事に勤め終へての道すがらランチもとめむ 妻へは菓子も
5
外来の我が予約枠に◯がふえ団塊世代のサロンとなるや
5
午前五時暑さ避けての農作業 まだ薄暗し秋の気配や
15
あおぞらの にゅうどうぐもを みていたら あたまのなかの もやもやがとび
6
鎌倉の苔むす石段上りをり頭あげれば古色蒼然
10
九九ならひ七の段より手こずりし二年の吾子は中学へゆく
11
一時間独りになったそれだけで吾は何しに生まれ来たのか
7
真夜中の揺れに思わず声出ても傍に応えてくれる人居ず
8
磐
(
いは
)
をうつ
濁
(
にこ
)
りの波の尽きぬ身に
六字の御手
(
ろくじのみて
)
はそへられてあり
9
きよらなる
蓮
(
はす
)
は
項垂
(
うなた
)
れ
沼田
(
ぬた
)
も
涸
(
か
)
れ ほろびの
畔
(
くろ
)
にあおの
生
(
お
)
ふらむ
12
イヤホンを外しておくれ耳栓が落ちないように抑えるならば
3
夕立に濡れ鼠なる手弱女に 傘さしかけど
だっと
(
脱兎
)
逃げらる(信号待ちで)
12
ふた文字が 言えずにめくる 言葉たち 知らずに済んだ 余計が増える
7
同じ街同じ時間を生きながらふたつの影はもう並ばない
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