空き家の 庭に生えてる 柿の実の 瑞々しさは 鳥のみぞ知る
16
校内を 片付けしてる 人に声  お疲れさまね 散歩頑張って
4
終演し客も帰ったその舞台未だ幕引きされることなし
10
校庭の 食われし柿の 残骸と  声響くんだ 体育館から
5
前歩く 素敵に見える レディでも  前から見たい 想像だけよ
5
現し世の苦しみは皆溶けゆきて今を生きたしおのれのままで
25
通勤を急ぐ人の間(ま)すり抜けて余命のことを心で泣いて 
16
雨寒しもう聞こえない虫の声鳥鳴き烏アアアと笑う
16
オレンジのキャップの瓶は梅のジャム甘味も酸味もまろやかたりし
22
飛距離って突然落ちると気がついた 〈それ〉って昨日だったんだって
11
秒針に 合わせ打ち継ぐ 心臓は あの子を忘れる 儀式みたいで
11
人の振り聴こゆ言葉に左右され こころが揺らぐ器ちいさき吾
19
道化ずにいられぬ自分抱きしめる優れた友に囲まれた夜
12
孫が繰る三輪車に導かれ先ゆく背中道は続いて
10
カメラ越し浮かび上がるよ影の中光る尾花にシャッターを切る
26
乞はれたる 君が挽歌の 拙きを 詫びつつ送る 追悼のため
17
菱の皮 硬きを剥きて 痛めたる 親指の爪 舐めて旅行く
18
国税庁 騙るメールが 日々届き しきりに思ふ 「佐川宣寿」
10
TSUBAKURAMETOBIKAUSORANIKAGEMONAKUHAYAKUHATENAMUMIOBAOSHIMAZU
3
朝の顔赤のトマトが消えたとて白のダイコンサラダになるや
11
自販機に ホットコーヒー 発売も 年内アイス 我のこだわり
17
朝の陽が サンキャチャーに 弾かれて 描き散らした ふわきらアート
14
良き事の有りし日も詠み忘れじと 歌と一緒に笑み喜びぬ
31
おはよーと コスモス揺れる 散歩道 パワー受け取り 本日始動
21
今朝方の 風の冷たさ 身に染みて 夏から秋へ 一気に下る
24
こんなにも気持のズレがあるなんて そうか私はただの野の草
28
日の出さん 遠くに行った いつの間に 最低君は 贋物やろな
5
姉ちゃんのパンツはすごくカラフルだあんなの穿いて何するんだろ
9
蜘蛛の巣(Web)と 網の間(Inter-Network )を 見て思う 人間ほんま 進化してるん/金網フェンスの蜘蛛の巣観て
6
靴を履き 玄関出るが なんやろな そうやゴミ出し 忘れとるやん /V
6