改札がない駅 街灯がない道 首輪が繋がれてない犬 俺
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咳ひとつでひとを殺せるこの春に中南海Zhōngnánhǎiのけぶりは重い
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簡単に言うなよ当たって砕けたら誰が拾ってくれるんですか
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ぬばたまの夜道をゆけば梅のはな重くぬらして春雨のふる
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おとうとがソ連国歌を口ずさむ 随分レトロな中二病だ
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郵便夫てわたす朝のきさらぎの合格通知のあかるき厚み
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感傷にふやけるほどに浸ったら鈍感になれるそのうち慣れる
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中身だけさらされ砕けて海の底化石になったら迎えに来てね
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地におちて見るまに消ゆるあはゆきのはかなき恋もわれはするかも
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朝がくるたび夢は裂かれる 信号機は眼下でゆっくり瞬く
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血の味がするグラタンでギャグ漫画思い出し笑う独り身の夜
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この道の 足跡の色 白白と 二度逢うせおうせ黄衣の君きごろものきみ
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する事の 悪しき事なり 天つ神 初日はつひの雪ぞ 減りし事なし
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梅のはな散るかとみれば冴えかへる空よりふれるこな雪の白
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呼び声が遠く頭の中響く 行方知れずの君に似ている
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ほのかなる香にさそはれてみちすがら足とどめけり梅が枝のもと
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いつまでも 定まらぬ道 悶々と 一筋で良い 明かりが欲しい
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山白し 今朝は吐息の なお白し 凍れる川に 降り立つ白鷺
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‪下心でいい好きだと言われたいその優しさを道連れにする‬
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真夜中に潜水するときお静かにスゥスゥスィ~と寝息の息継ぎ
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119 初めてかけた 二日後の 弟夫婦からの菓子折り
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芋焼酎お湯割の香懐かしき形変われど芋は芋なり
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福は内 笑いのもるる あの頃の 娘達に 会いに行きたい
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コーヒーとミルクの配分 お好みで どうぞ 私はミルク十割
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体内の水分が目からこぼれでて 私の心の中には砂漠
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あなたの「お話」が話し終わるまで ちょうど41分 かかった
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春ちかくなりにけらしなぬばたまの闇夜にかをるあはき梅が香
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そよ風に揺れないようにスカートはタイトを選ぶ大人になった
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桃園や四つの壁に囲まれて 五人家族でいと見守られて
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iPhoneにウイルスみたい現れて重ねてみたら憑依みたいぞ
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