怜梨欠  フォロー 2 フォロワー 1 投稿数 26

うたよみんから少しずつ移行中

君が前忘れて帰ったパピコ半分こ青春もどきのレモン 

コールスロー仕事帰りの君に押しつけたら「コルハラ」と笑う君 

怖かった。世界を小さくしたくって、めがねをかける。ケットをかぶる。 

君が幸せであれ幸せであれと希う僕も赦されたい 

夜を呑み黒を湛えてそぞろ歩く明日もきっと雨は降らない 

真夜中のズタズタの心に沁み入る僕の右手にいる山羊の歌 

生きるだけで開いていく傷口にイヤホン挿して輸血する夜 

セミにまで死ねと言われているような暑さが木から降ってきている 

僕は無力だ滑稽だ人様を言葉で殴れる力が欲しい 

凶器には違いないのに虫ピンのあの圧倒的な美しさ 

いきなりCメロから始めるウォークマンは昨日埋めたタイムカプセル 

「君さえいればそれでいい愛してる」そう言われたい、手に霞草。 

君に愛されたかったのは嘘じゃないけどやり直したいかは別だ 

君のことちゃんと洗い流さないから焦げついて取れないかさぶた 

足掻いたら足掻いた分だけ首絞める首輪の○が「才能ないよ」 

逆に言えば、そうでもしなきゃ僕なんて、誰も愛してくれやしない、と。 

誠実に生きてへらへら笑ってりゃ、愛してくれると、思ってたんです。 

「自分の人生、って何ですか、先生、」「悪人に、なることですよ。」 

泥のような気分で便器に縋りつく今だけここは懺悔室です 

酔い果てて胸一心に掻き毟るわめく鼓動を抱きしめたかった 

まよなかの侵入者は殺虫剤でくるり回ってほたりと落ちた 

まだぬるいミルクティーちびちびりやり服間違えたみじかい旅路 

玄関のラムソーダの空き缶をまだ片付けられないままの冬 

「生きてるだけでえらい」って言うんなら、死んでも「仕方ないね」でいいじゃん 

今日も間引かれずに何故か生きてます僕らは神のスペース・デブリ 

僕のこの吐息がどこか草花の呼気に変われば幸いと願う