Utakata
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怜梨欠
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ときなしかけるです。下戸です
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今日もまた僕はだめだと泣く夜のタオルケットのそのやわらかさ
4
どうしても水に惹かれる
質
(
たち
)
なので夜の
溝
(
どぶ
)
すら綺麗にみえる
1
足湯くらいなら用意できるかもここ最近に流した涙で
1
「あの雲さ、うんこみたいだよな」白いんだからソフトクリームと言え
2
夜の秋こんな気持ちはもういいよ青の侵攻、脈打つ米噛み
1
なんかもう在宅と株とマンションで雑に稼いで猫と生きたい
3
すりきれてすりきれて干割れた自信せめて自分に赦されたいよ
2
「ていねいな暮らし
(笑)
」と笑う人たちはどうせ救ってくれるわけない
1
日に透けるすすきに白く風吹きて水無滝の川ぞ流るる
0
寄せては返すカーテンにモビールの音近づいてまた遠ざかる
2
病葉に夏傾いて蜩の声も聞かないまま秋が来る
2
目を閉じていつかきっと、きっといつか救われるはずとかなしい祈り
1
霜を踏むような音を立て伸びていく僕のからだが氷解していく
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王子様なんて信じちゃいないけど魔法はいつか使えたらなあ
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僕がもたついて迷惑かけたあの人もまっとうに働いてる
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料理酒は酒の代わりに飲みません当たり前なのにもろい秩序
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街中の企業看板、立派な建物 ぼくははみだしものだ
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そとに出ても 出なくても ざいあくかん 真ん中道はいつだって狭い
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午前二時目を閉じてすぐまた開けるもう眠り方が思い出せない
2
生きながら地獄はもう見飽きたのでさらに深くを目指して呷る
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吐くまではいかなかったから追いトリス僕の底の澱を吐き切る
1
なぜか頭から離れずに眠れないナーナーナーナナナーナナー
1
退職後の給付金の案内の「埋葬料」に誘惑される日
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愛されたい。僕が僕として、僕だからきっと誰にも要らなかった。
1
落ちてきた星噛みちぎり、空にまた返してやろう、呪われればいい。
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誰か殺してくれるのを期待してゆっくり、瞬きして歩く夜
2
雨の夜チェリーコークの水煙に肺を浸して生を確かむ
3
痺れるくらい苦い漢方 儀式のように飲み下すオブラート
0
こんな深い夜は空気も眠るからたった二階の地上で溺れる
3
君が前忘れて帰ったパピコ半分こ青春もどきのレモン
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