「今日という日はもう二度と来ないのよ」そうやってまた叱られたくて
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卒業歌うらごゑにして春あさくきづなや愛を信じさうになる
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春畑うねる波のよに耕かされ 可愛い芽を出し実る夢見る
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もう何も怖くはないさ 屋根裏のワサビを味方につけたぼくだ
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「すぐに好き嫌いの軸で考える奴が嫌い」なお前が好きさ
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身心をふかく湯殿に焼きいれて麻留田マルテンサイトの剛直を得る
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お飾りに君とあたしを並べてみる 三月の節句人形の手触り
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テレビつけ 観客無し 人居ない 試合をみるよ 番組寂し
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さぼてんを育ててることどうしてか内緒にしてた とげがちくちく
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君が手を よすがに 立ちて来たれども その手離すべき 時は近けり
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茶を少し淹れすぎたので二人分飲んでいる俺 飲んでいる俺
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口のなか 思い出がまだ残っている バーミヤンの餃子 くさいぜ
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結婚をしていてほしいもう今はあなたのことをあきらめたくて
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明日オープン未だ買はれぬ品々にスーパーマーケット明か明かと
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沖縄に行けばあなたは今度こそ私を選んでくれるでしょうか
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一木だけ花札の如く桃の花 早春に咲けり立ち止まる乙女
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星々の夜空のきはを行くあひだ緩慢なれどかず見る者
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‪ごっこには付き合うけれど本気にはならない好きだなんて言わない‬
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‪好きだって言えばあなたの手は離れ私はひとり奈落に落ちる‬
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‪女の子の中で一番好きだけど男の方が好きなんでしょう?‬
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宵越しの恋は持たない主義なので君とはここで終わりにしよう
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同窓の会終へぬべし羞ぢながら彼奴あいつと写るレンズうべな
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ああ今日は火曜日だから人類の恋心に火をつけたりしよう
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無駄なものばかり集めてしまうという友にとっての友人がぼく
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鬧熱どうねつをひとつまたいだ暗がりに三毛と二人で煙草きゃめるをふかす
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曉にうたよみ果つるあだし野は無明長夜の隧道とんねるのさき
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なんか今日帰りたくない感情は恋に限らず思い得るもの
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二〇度の酒をごくごくこれでぼくほくほく甘い芋になれれば
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おすたぬき げんこつやまで はじめよう だっこ・おんぶを ぼくらでともに
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中枢に広がって いっそ 老害を一掃して とは思えど言えず
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