なけなしの孤独 なけなしの幸福 なけなしの心で息をする
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それまでは知らなかったのに今となりゃ私の全て占めているのね
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もしかして明日も早出?そうですか雪降る前に死ねばさよなら
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下敷きがふたつ寄り添っても髪の毛は逆立たない
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鈍色のモバイルフォンは明時あかときに雪の国へと繋がる予感
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とりどりの落ち葉を敷きつめて秋のパッチワークをつくる公園
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何気ないロングシートも君となら向かいの窓はスクリーンだね
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弱ってるふりすれば本当に弱るから何ともない顔をする
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英単語に救われる夢の中に意味がある
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もういいよ、がむしゃら魂をおへそから摘み出してももういいんだよ
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空高く朝の空気は透けていて息だけ白く飛べ鬼やんま
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家出した猫がふらりと帰るよう君の居場所で僕は待ってる
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utakataの 仮想社会に 生きる僕 出会いと別れは どこにでもある
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僕たちが ジャンプしたなら わずかでも 動いているのか? 大きな地球は
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霊だとか 魂だとか 結局は 人の作った 概念だろう?
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「本日のランチメニューはハンバーグ」 財布のぞいてため息をつく
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あの頃に聴いてたわけじゃないけれど青春思い出す歌がある
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天ぷらにアジシオの雨を降らせて君は神様になったつもり
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コンビニのウスターソース一つだけ 人目ひとめ気にしてバッグに入れる
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私実はパン派だった ワンルームで気づいた時には一人だった
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あんなにも触れているのにきみの骨が何色なのか知らないわたし
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枯れている君にお水を差し出して まさか喰われる破目になるとは
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僕などに〝傷つけられない〞だけでなく 救われたりもしないでほしい
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温かく柔らかい人形ならば愛してしまえるような仕様か
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クエン酸回路の発火/融点をわずかに超える夜風/跫音ステップ
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十月の日差しにはもう日焼け止めいらない気がしてまた焼けるんだ
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語りかけられた気のする本を手にとる沈黙が憩う図書館
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祈らない 祈りはしない 絶対に 届くことなど ないのだから
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どうかどうか 貴方の為に 私は願う 願いますから お願いです
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地獄には 救いがないと きっと思う 天国だって… 救いがない未練あったのに
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