Lime    フォロー 8 フォロワー 9 投稿数 185

主に二つの海を行き来してます

都会では 利回りのため 三陸では 暮らしのために 溶かすセメント 

けふもまた 薄暮の名残を抱き寄せる En la orilla del mundoこんな世界の端つこ にて 

真盛りの 夏の日差しに 吹寄せる エンジュの花は 蛍光の雪 

伝えたい 言葉はあるけど 角が立ち 麦茶はいつでも 夕暮れの色 

出た賽の目に泣けよとて 「正しさ」の 正統性レジテマシーの 影縫いながら 

Brute-force attack総当たり攻撃 夜道で スネークマン・ショウの台詞を キメられなくて 

擬宝珠ぎぼふしの 葉はあをあをし みづ色の 玉敷き散らし 七月は嘘 

ソクラテス 以前も以後も無かりせば 自問の檻に 煩悶す 我 

ふと思いだしては “I”アイのかたちだと みずから名づけた 古傷を読み 

盛場に 若き男女のもつれるを たれか私に 嗤へと言へよ 

大雨を 遺せし雲が 谷となす かはの小石は 星となるらむ 

往来の 音に紛れて 密やかに くちぶえを吹く with コロナ生活ライフ 

鉄骨を 剥き出すビルは 神殿で 不滅への意志を しろしめすのか 

節約をせむと むね肉切り分けし 腕に静脈 浮きでたるかも 

紺碧の地中海へと 君が背の le Nilニィルをなぞつて漕ぎ出ぬ いま 

出社して 珈琲を淹れ いたづらに くるりと回って 落ちる長針 

洋画の三分の一は 父神パッパとの 和解を描く 希ガス  偏見 

あゐいろの 熱の溜まりで 夏蝉のなき初むるらし うゐの残光 

他所様の 風呂の匂いを 懐かしく 思ふ心が おもばゆくあり 

カーテンを閉めて 妄想するのはタダ 隣がチェット・ベーカーでもいい 

水鏡みづかがみ 雲霧留む 綿管わたすげ彼方あなたを示す 白し燈と見ゆ 

あるじ病み 草生ふ庭に ひとつかみ 杉菜すぎな枯れしを 野晒してをり 

自他ともに 恨み募れど 頭には 哀しきピアノが 徒然に鳴り 

事象イベントのフラグ立てども 今日もまた 家の方へと 選ぶ十字路 

側溝の 水音が云う 「血だけなら海に行けるよ簡単に、ほら」 

ペチュニアの 雨に枝垂れて 花弁落つ 軒に煌めく 赤提灯かな 

何ごとも 後手なばかりで ニンニクのチューブ足しときゃ いいもんじゃない 

善悪の まだら模様に 鈍色の 探照灯サーチライトが 狂気と踊り 

片割れの 月の行方を 星系を 離れたイドの 彼岸に探す 

実存の信号シグナルなどと 街頭で 三文オペラの 口笛を吹き