Lime
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主に二つの海を行き来してます

ARあるらしいけど鳥羽城址天守の広場 まじなんもねぇ
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茜さす空は青さを名残りつつ 燈火(ひかり)湛(たた)える伊良湖水道
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墜つことに抗うゆえに鉄塔の鳥は眼下の無窮を恐れず
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狂おしい土のにおいの侘しさに 剥くや哀しき 烏(からす)むぎの穂
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青麦に跳ねた血糊が乾くとき割れた詩篇を探しいで立つ
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q(クエクト)の出逢いの期待に胸を灼き Ventra ventra space people
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バファリンを探してあぐねて泥縄の混沌と化す抽斗(ひきだし)を混ぜ
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問12ビカリアの図を描き損ね加点をば得ず旧理総B
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「おつかれ」と自分にメールを打ってみて、なんか知らんが涙出てきた
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麦飯を炊く湯気にさえ形なく やがて近づくアラームの音
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お芝居がはけて歓喜と陶酔と悲哀に濡れる恩賜公園
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手に食い込む袋の重さよ 食べ頃の恋とサクレは短いいのち
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私鉄から眺める白い積雲は連なっているピレネーの城(ルネ・マグリット作)
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目が合った、気がするような。蒸散にうだる夜道に謎のぬめゝ
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買い替えぬ雑さのために珈琲(コーヒー)の氷を計量カップに仕込む
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圏界の向こうが送る風を待つ 錨泊地(アンカレッジ)に伏せる帆の影
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身罷(みまか)りしひとも家をもなかりせば 藪枯らし抜く夏または来じ
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レタスの葉あげたみどりの芋虫よ はや旅立てや 目を離す間に
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春雨の雲に隠れる立山の白嶺と海の朧(おぼろ)な位相(フェーズ)
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みちのくの遅い春には湯の里をかすみと花が覆い隠して
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潰せば幽(かす)かにサリチル酸メチルが匂う そんな大人になりたい
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投げ渡す時計の針の指す向きににヴィエンナ・ワルツのあくどいパロディ
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治らない指のささくれ血が滲み 痛みに逃げる自らを知る
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乾風(からかぜ)がやみてしづまる町裏に枯紫陽花がなほしがみつき
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空腹は夜の翅(つばさ)を剥ぎ取って И я стала королевой(そして私は女王になった)
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武蔵野を模したる森の小径(こみち)  母が子に望遠鏡(スコープ)あたふか問ひし
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賢治忌がすぎて星負うあらし雲 夕(ゆうべ)に紅く灼け露落とす
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信濃の地 拓くひとが為  稲の穂も、栗、栃の実も いざ熟れめやも
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「落ち着け」と気軽に言うが それだけでできたら 何の苦労もねえよ
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濡るるごと深くなりける早緑(さみどり)に縁どられゐし役所の灯
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