Lime    フォロー 7 フォロワー 7 投稿数 59

主に二つの海を行き来してます

春宵の artistic芸術的に照らされた 桜は斯くも、 artificiality紛い物に見ゆ 

今はまだ 立ち上がれない 窓の外 くつろぐからすに まだ居て欲しくて 

火照ってる指を 貴方に押し付けたい 焼きごてのように 記憶されるため 

Et vous, et moi. 貴方がいて、かつ私は何処へとも消ゆ 排他論理和 

Li nouviaus tensあたらしいとき  令月の風和み 吹き寄す岸に さゝら波立つ 

憂ひ患ふ こと無かりしが  首の根の やはらかき場所に 赤斑出たり 

xenonきせのんの 光は消えし 蒼鉛に 人が死にし 崖にしあれば 

タイム、セージ ローズマリーとタイム以て 「絶望せよ」と 我に手向けよ 

波止に寄す タグの軋みは お互いの労をねぎらう 小さなお喋り 

限りない 終わりに向かって 限りなく 正しく踏み抜く 七色の影 

紅き実の なれる木ぞ良し 南天に 千両、万両、常盤山査子ときわさんざし 

いやな奴、嫌われ者で、みそっかす  そういう人に 私はなりたい 

世知辛い 自分のために 襟に挿す スミレ買おうか 牧神の午後 

恋でなく 諦める人 またひとり  友人帳の 頁は少ない 

朋友の 祝言挙げし  桐箪笥 仕舞いて久しき 古典を思ふ 

衣服を見繕うことは 数多なる 可能性と見ゆ  眩暈起こしぬ 

苦い潮の 寄せるなぎさに穴を掘る  何度も 波に 崩れて埋もれて 

君よ君、 真幸くあれよと 願ひつつ すべてと別れ 我は征くなり 

鮨詰めの電車の中で ひとしきり 声高き人に 耳を澄ませり 

月の裏 残した心は 知らぬ間に 地球照にて 暗く輝く 

戯れの様に 翔びけり つがいたる二羽の目白と 山茶花さざんか咲ける 

窓に松 ひよどり叫ぶ 襟口に手を差し 暖をとりたる講師 

窓硝子 映してみたき 坦懐たんかいと 働くおれの エプロン姿 

寒椿 薄日も射さぬ 露地裏に 打ち捨てられし 赤きくず紙 

幾たびに 自分の駄目さを思ひ知る 脱ぎ捨てられる 蛹なりまし 

仰ぎ見る 人工衛星 あの空は まだ黄昏が 終わっていない 

霜夜しもよにて 星のしじまに 沁み渡る Goldberg Variationsゴールドベルグ・ヴァリエーションズ 

神の樹に 成れる御方も 現世うつしよの 風に惑へる 一葉ひとはなりけり 

朒を食む 衆生に欺瞞と云ふ使徒ヒトの 心のうちは 如何であるらむ 

喧騒の街も 暮らしのともしびも 結び目得たり 初春はつはるの日に