Lime    フォロー 8 フォロワー 9 投稿数 81

主に二つの海を行き来してます

振れ廻る こころの為に 捨てよとは  その心馳を 無下にするのか 

火曜日の夜に 酔ひ伏す 人にふる 金木犀キンモクセイのかほり  無下かな 

灰霧に 世界は沈む  珈琲コーヒー糖酒ラムを落として 風雨のラジオ 

横顔に 青春時代 アドレセンスの 陰見たり 尾崎豊の唄 君は愛で 

時化ゆえに 訓告与ふひと 耳は故郷くにのことばの 間延びしを追ひ 

産み出さず 死骸を喰らひて生きる 我らと良く似し 銀竜草ギンリョウソウ此処に 

幸福や 希望とかの 実在を 嘯くような もりの木漏日 

帰り路に 地虫の鳴きぬ か細けき声 沁み入りし 春夏の速水に 

引つ詰めた 髪にスーツに 黒鞄 隠したきこと  額になきか 

赤いひとと 碧いひとの 臨終を  指折り数ふる 横断信号 

北極星 視えぬ君の 指し示す  織姫星の その明るさよ 

そぼ降れる雨の隙間に 半昔前の 蕺草どくだみの 葉のあをくささ 

柏手を打って 願いは特に無く 一応平和と 駅のホームドア 

窓灯 ホームドラマは 可能性・不可能性の あわいの私 

賽の目の 選ぶ禍福も 一巡り  なべてこの世は 零和ゼロサムゲーム 

閃いた指輪の先だけ 分けたまへ  家の桜を愛す心を 

星の如 遠い岬に 君となら行ける気がした くらい渚で 

境内に 咲きし天竺牡丹ダリヤは 泰然と待てり  主人に頸打たるるを 

こうもりを 横に提げたる をとこらの 膝を突きたし 微雨なるあした  

「襟足は刈ってください」  四月の陽 木香薔薇咲き 香り滴る 

追憶の 山の霞は 山法師  それとも只の 葉のきらめきか 

人疎ふ 心にあれど  君慕ふ 心理は如何に 分析さるる 

春宵の artistic芸術的に照らされた 桜は斯くも、 artificiality紛い物に見ゆ 

今はまだ 立ち上がれない 窓の外 くつろぐからすに まだ居て欲しくて 

火照ってる指を 貴方に押し付けたい 焼きごてのように 記憶されるため 

Et vous, et moi. 貴方がいて、かつ私は何処へとも消ゆ 排他論理和 

Li nouviaus tensあたらしいとき  令月の風和み 吹き寄す岸に さゝら波立つ 

憂ひ患ふ こと無かりしが  首の根の やはらかき場所に 赤斑出たり 

xenonきせのんの 光は消えし 蒼鉛に 人が死にし 崖にしあれば 

タイム、セージ ローズマリーとタイム以て 「絶望せよ」と 我に手向けよ