Lime
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主に二つの海を行き来してます

何ごとも 後手なばかりで ニンニクのチューブ足しときゃ いいもんじゃない
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善悪の まだら模様に 鈍色の 探照灯サーチライトが 狂気と踊り
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片割れの 月の行方を 星系を 離れたイドの 彼岸に探す
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実存の信号シグナルなどと 街頭で 三文オペラの 口笛を吹き
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エナメルの靴で蹴飛ばせ 考えを辞めた奴らの チープ構文
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まぼろしの 夏の名残に 夜が潤み すべて嘘よと 蟋蟀こおろぎが鳴き
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御法度の夜に 半月と 蠍座の星が あからみ 輝けるかも
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夏の夜の Hi-Fiハイ・ファイな夢と 言わないで Flipper’sの ボリューム上げよ
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嵐雲 陽の入りしとき 黄水晶シトリン蒼玉サファイアの色に 分かつ空かな
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姫蔓蕎麦ポリゴナム 繁茂せし家 駐輪を諦めて 幾星霜経ちらむ
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忘却の河身投げたし! 物なべて 哀しきことと なり果てつ今
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勤めあけ 雲とりどりの 空見れば 白ひとすぢの 月を詠むかな
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小遣いで 買ひし 廉価の鉱石を 矯めすがめつ 眺む日もあり
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わんわんと 止むこと知らぬ 室外機に 耳傾けて 小夜更けるかな
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断罪も 祝福もなき この娑婆の 真空地帯に 時雨れつるかな 
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あやまちに 塗れたこの道 帰り道 夕餉にせむとて 刺身かふかな
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将来は 世に出むべしと 英語など 習ふ人など 眩ゆけれども
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たへがたき 喉の渇きに 潮いずる 井戸水汲みし  明け方の夢
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夕べ吹く風は 孤独を誘ひしか 青田集ひし 青鷺の群
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出張のかへさの 電車を待ちわびて 下校途中の 語らひ聞きぬ
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いつの日か 河原で拾った 鬼胡桃の 殻の片割れ探すよ 今日も
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透明にならむと 雨にそそがれし 空気呑むかな 煙草屋の軒
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苦しみも 所詮はもの云ふ肉塊の 生理と云へば 気は晴れるまし
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海原に 日が落つるとき 鳴り止まぬ アダージェットが耳に木霊し
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無愛想は Heelのわたしの 処世術 ー不管喜欢还是不喜欢好む好まざるに関わらず
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「現代」と いふ名のなかに 貧乏や悲惨隠しぬ あの街明かり
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店外で ファスト・フードを 待つひとの 見てゐし方を 我も見て遣り
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真夜中に ギター爪弾く ささやかに ひとつふたつの コードしか知らねど
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五月晴れ 外にいずれば 眼裏まなうらの 敢へなき悩みを 陽の光に灼き
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百代はくたいも ただ見蕩れたし 瑞瑞し 百合リリィの蕾に 露したたるを
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