Lime
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主に二つの海を行き来してます

盛場に 若き男女のもつれるを たれか私に 嗤へと言へよ
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大雨を 遺せし雲が 谷となす かはの小石は 星となるらむ
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往来の 音に紛れて 密やかに くちぶえを吹く with コロナ生活ライフ
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鉄骨を 剥き出すビルは 神殿で 不滅への意志を しろしめすのか
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節約をせむと むね肉切り分けし 腕に静脈 浮きでたるかも
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紺碧の地中海へと 君が背の le Nilニィルをなぞつて漕ぎ出ぬ いま
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出社して 珈琲を淹れ いたづらに くるりと回って 落ちる長針
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洋画の三分の一は 父神パッパとの 和解を描く 希ガス  偏見
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あゐいろの 熱の溜まりで 夏蝉のなき初むるらし うゐの残光
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他所様の 風呂の匂いを 懐かしく 思ふ心が おもばゆくあり
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カーテンを閉めて 妄想するのはタダ 隣がチェット・ベーカーでもいい
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水鏡みづかがみ 雲霧留む 綿管わたすげ彼方あなたを示す 白し燈と見ゆ
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あるじ病み 草生ふ庭に ひとつかみ 杉菜すぎな枯れしを 野晒してをり
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自他ともに 恨み募れど 頭には 哀しきピアノが 徒然に鳴り
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事象イベントのフラグ立てども 今日もまた 家の方へと 選ぶ十字路
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側溝の 水音が云う 「血だけなら海に行けるよ簡単に、ほら」
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ペチュニアの 雨に枝垂れて 花弁落つ 軒に煌めく 赤提灯かな
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何ごとも 後手なばかりで ニンニクのチューブ足しときゃ いいもんじゃない
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善悪の まだら模様に 鈍色の 探照灯サーチライトが 狂気と踊り
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片割れの 月の行方を 星系を 離れたイドの 彼岸に探す
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実存の信号シグナルなどと 街頭で 三文オペラの 口笛を吹き
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エナメルの靴で蹴飛ばせ 考えを辞めた奴らの チープ構文
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まぼろしの 夏の名残に 夜が潤み すべて嘘よと 蟋蟀こおろぎが鳴き
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御法度の夜に 半月と 蠍座の星が あからみ 輝けるかも
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夏の夜の Hi-Fiハイ・ファイな夢と 言わないで Flipper’sの ボリューム上げよ
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嵐雲 陽の入りしとき 黄水晶シトリン蒼玉サファイアの色に 分かつ空かな
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姫蔓蕎麦ポリゴナム 繁茂せし家 駐輪を諦めて 幾星霜経ちらむ
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忘却の河身投げたし! 物なべて 哀しきことと なり果てつ今
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勤めあけ 雲とりどりの 空見れば 白ひとすぢの 月を詠むかな
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小遣いで 買ひし 廉価の鉱石を 矯めすがめつ 眺む日もあり
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