Utakata
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主に二つの海を行き来してます
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賽の目の 選ぶ禍福も 一巡り なべてこの世は
零和
(
ゼロサム
)
ゲーム
1
閃いた指輪の先だけ 分けたまへ 家の桜を愛す心を
1
星の如 遠い岬に 君となら行ける気がした
黯
(
くら
)
い渚で
1
境内に 咲きし
天竺牡丹
(
ダリヤ
)
は 泰然と待てり 主人に頸打たるるを
0
こうもりを 横に提げたる をとこらの 膝を突きたし 微雨なる
朝
(
あした
)
0
「襟足は刈ってください」 四月の陽 木香薔薇咲き 香り滴る
0
追憶の 山の霞は 山法師 それとも只の 葉のきらめきか
0
人疎ふ 心にあれど 君慕ふ 心理は如何に 分析さるる
0
春宵の
artistic
(
芸術的
)
に照らされた 桜は斯くも、
artificiality
(
紛い物に見ゆ
)
0
今はまだ 立ち上がれない 窓の外
寛
(
くつろぐ
)
ぐ
鴉
(
からす
)
に まだ居て欲しくて
1
火照ってる指を 貴方に押し付けたい 焼き
鏝
(
ごて
)
のように 記憶されるため
2
Et vous, et moi. 貴方がいて、かつ私は何処へとも消ゆ 排他論理和
1
Li nouviaus tens
(
あたらしいとき
)
令月の風和み 吹き寄す岸に さゝら波立つ
0
憂ひ患ふ こと無かりしが 首の根の やはらかき場所に 赤斑出たり
0
xenon
(
きせのん
)
の 光は消えし 蒼鉛に 人が死にし 崖にしあれば
1
タイム、セージ ローズマリーとタイム以て 「絶望せよ」と 我に手向けよ
0
波止に寄す タグの軋みは お互いの労をねぎらう 小さなお喋り
0
限りない 終わりに向かって 限りなく 正しく踏み抜く 七色の影
0
紅き実の なれる木ぞ良し 南天に 千両、万両、
常盤山査子
(
ときわさんざし
)
0
いやな奴、嫌われ者で、みそっかす そういう人に 私はなりたい
0
世知辛い 自分のために 襟に挿す スミレ買おうか 牧神の午後
0
恋でなく 諦める人 またひとり 友人帳の 頁は少ない
0
朋友の 祝言挙げし 桐箪笥 仕舞いて久しき 古典を思ふ
0
衣服を見繕うことは 数多なる 可能性と見ゆ 眩暈起こしぬ
0
苦い潮の 寄せる
渚
(
なぎさ
)
に穴を掘る 何度も 波に 崩れて埋もれて
0
君よ君、 真幸くあれよと 願ひつつ すべてと別れ 我は征くなり
0
鮨詰めの電車の中で ひとしきり 声高き人に 耳を澄ませり
0
月の裏 残した心は 知らぬ間に 地球照にて 暗く輝く
1
戯れの様に 翔びけり つがいたる二羽の目白と
山茶花
(
さざんか
)
咲ける
1
窓に松
鵯
(
ひよどり
)
叫ぶ 襟口に手を差し 暖をとりたる講師
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