横着し箸で手繰ったスパゲッティ 唐辛子でむせ独り汗かく
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愛してる、なんて無限の免罪符で私の涙を拭かないでよ
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名月も過ぎて欠けたる今日の月 雲に隠れて涙を降らす
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たいていは「私でなくてもいい」のだが私でなくなることができない
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ぐつぐつと夜中にケーキを焼く音と あなたの孤独だけが愛しい
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爪磨くプリント回す一瞬で君が見惚れる手になる為に
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君の名を呼ぶときだけは世界中どの人よりもディーバになれる
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窓開けて入り来しならむたんぽぽの綿毛はしばし老猫と遊ぶ
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ばりばりと落ち葉を踏んで鳴る音は 太陽溜めた夏の断末魔
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いがみ合い 張り合っている 余裕なし 危機が迫れば 全身集中
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金持ちも 貧乏人も 死んでゆく なんて公平 なんて平等
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花びらの重なるところにひそむ夜 キスはできても嘘はつけない
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触れようと指先のばし憚らる 子の成長とは少し寂しや
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ずっと会ってない君に同じライブに来てる人たちだけが似てる
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怒りは六秒待てば消えるから六秒以内に仕留めろ上司
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怠けとは存在したくないという神への祈り君は敬虔
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君の髪ふわりとゆれるオレンジが夕日みたいで少しさみしい
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それぞれが個体の内に分かたれて独りであれるという僥倖を
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朝の陽は閃光となる紋白蝶ポニーテールの君が横切る
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月見えず雨の電話は雨が聴き 僕の弱音は誰に話さず
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十六夜いざよいの 傾く月を 止めてやる! 槍で突こうか 網を張ろうか
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あの人は 今日も休みか リモートか 話せぬようじゃ やる気も出ない
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胸を張れ 大きく息を 吸って見 吸ってみな 命が宿る 心が撥ねる
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少年は いつの間にやら 老人に 姿を変えて 時間は魔法
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種を植え 芽が出る度に 命湧く 勇気を貰い 生きてゆくんだ
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妄想と 心配ばかり してるうち 人生なんて もはや秒殺
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巷では コロナコロナと 言ううちに はや夏過ぎて コオロギが鳴く
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ああ君が 歩くのならば 走りましょ 肉体鍛え 命留まれ
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焦ったとて治るわけでもあるまいが。苛ついたとて治るわけでも。
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エッッッッッッッッッッッ!千早ぶる神絵師描くロボット娘
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