結局は地場の野菜におちつくわ今日もなばなで明日もなばなで
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パンを揚げ きな粉をまぶしたいンゴねェ なんJの皮で 無邪気に成れる
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地を離れ 空に彷徨い 浮き沈み 塵か綿毛か 我が世の春は
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筍を かるく炒めて 炊いてみた 気づいてくれるか 賄いの昼
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君の声のまれなる響き 街なかのざわめきの中 私の耳は染まる
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君との趣味が 重なる瞬間ときめいて 今が永遠になればよいのに
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神奈川のどことも知らぬ暗闇で淫らなシャケはトドをこそ襲え(百人一首・八十)
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ハミパンにざわめくクマの短パンに漏れ出たシミの跡のさやけさ(百人一首・七十九)
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唐獅子が洗う絞りのラグの絵にミス米沢の馬の関取(百人一首・七十八)
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背を痒みしばしかかせるヤシガニを揚げれば鵺に批判ほぞ噛む(百人一首・七十七)
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ワニの腹焦げだし見れば干からびてイモリにまがう鬼のブランチ(百人一首・七十六)
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右のお尻あせもが梅雨で命得てあわれ股間のアレも淫靡に(百人一首・七十五)
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ウマを蹴るヒトデハブるの生殺しカメ仕返しにチョモランマへと(百人一首・七十四)
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タコさんが殿へ策出す野球拳ドヤ顔の墨ただものならず(百人一首・七十三)
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音鈍く駄菓子の堅いマカダミア噛めずに反っ歯折れて世も末(百人一首・七十二)
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ヌーさんがサド気のイカと訪れてワシはマゾかとアシカベソかく(百人一首・七十一)
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テレビ消し ラジオも消して 五分五分の 昼と夜とは 生きる意味とは
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世の中の 塵の一つも 取り損ね まったり過ごす われを責めずに
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突然に 子に先立たれる 親もあり 生きていること それも孝行
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声だけは憶えておいて いつかもしすれちがったらそれで気づいて
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心地き 列車の座席にて揺るる 仕事疲れを眠りに誘ふ
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生牡蠣を うまいうまいと 食らえども 地獄のうめき トイレの住人 お題「食中毒」
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カラコンも新色リップもつけ爪もあの子のまばたきには勝てなくて
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短いと聞かされようと 愛犬は元気だ 絶対長生きさせる
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何もない 不足している 島国の 知恵湧きいずる まさにその時
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叶わない恋のはず でも占いの相性だけはやたらと良くて
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老犬と言えども もっと共にいたい まだはつらつと長生きしてね
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愛犬に余命宣告 あくまでも推測 長生き固く信じる
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「4/29」 「12/23」 「2/23」 明日になれば みな解りおり
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日にそよぎ薫りしずかに咲く薔薇の花びらにく淡い蜂蜜
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