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漸くに既読の付かぬ日が続きそろそろかなと孫離れなる
23
窓に見る高速道路の
鉄柱
(
てつばしら
)
神は全て支え守るよ
25
朝顔の 朝に生まるる 夕に死ぬる 露落ちて 花は残れども 夕陽に枯るるは 時の移ろいの 儚さよ
5
せわしなく検温をしてまわるひと家で待つ子の言えない微熱
21
指切りをする手が蝶に見えるから交わしたあとは春野に逃がす
33
あはんうふん いいわそこそこ 感じちゃう
3
おさなごの並んで歩く足のようで春という字をカタカナで書く
16
夏の日の 八月の雨 しとしとと 金の輪昇り 光り輝き ひまわりゆらり 雨あがる
5
厳かな苔むす鳥居くぐる度己の恥に打ちのめされる
12
失敗や欠点だって歌の華 心を
労
(
いたわ
)
る装い次第
23
よくどこの
U
M
A
(
ユーマ
)
の骨かわからんと言うけどだって
U
M
A
だもんね
12
行き交ひぬ列車の傍ら バラストの
間
(
あわい
)
を
潜
(
くぐ
)
り 生ゆる
蒲公英
(
たんぽぽ
)
/バラスト=線路の敷石
35
コンサータうっかり飲むの忘れてた今日は人間のフリできない
8
遊歩道 舞っているのは たんぽぽの 綿毛?それとも ケセランパサラン?
18
弁当にペットボトルにスマホ2台 日ごとに嵩む鞄の重さ
25
鏡には信じるものが映るのみ穢れを祓う柏手一つ
14
新緑の朝もやけむる参道で耳朶に響くは水を打つ音
9
純白の レースのワンピ よく似合う 愛らし強し オルレアの花
18
手のひらを滑り落ちゆく洗顔の泡を見ているやうな一日
33
老いたるを上書き迫るフェイスブック 同月日というだけの生き
様
(
よう
)
11
こだわりのドリップおぼろに 明け暮れの 令和八年 コロナ禍遠し
17
夜空咲き高鳴る鼓動の重なれば光る横顔ただ追ふばかり/花火大会の夜に
25
街中の天然温泉露天風呂 裸で見上げる伊丹離陸機
21
大輪の 薄紫の深見草 甘き香りが我を酔わせり
27
捩
(
ねじ
)
れたる古木に藤の花ゆれて風にささやく
紫
(
ゆかり
)
のおさげ
38
豆の花 咲ひて閉じらば実となりて篭を満たすや五月を待ちて
41
十月
(
とつき
)
ぶりの投稿駄文の掲載にラミネートして外来に貼る
15
1日に二回までのバファリンを信じて眠る 雨の火曜日
20
夜が来て朝が来る前 ことの葉はあとかたもなくこぼれたあとで
13
祈られる 千字程度の人生で、お前にわかるか。わかってたまるか。
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