Utakata
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suge
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寂れゆく蝉の合唱コンサート 鈴虫たちにタクト繋いで
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生き遅れ 力いっぱい 鳴く蝉に 何故か涙す 生き遅れの夏
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時経てど 褪せるどころか 増していく 青かった夏 君がいた夏
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海か山 無論答えは決まってる まずは君から 教えてくれる?
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頬に痕 泣き寝入りした 君撫でる 愛か哀かも わからないまま
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また今日も 小粒の楽しみ 探しては 苦し紛れに 命紡いで
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「大丈夫」 私の脆い 虚勢ごと 包む貴方の「もう大丈夫」
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ほっとけない 擦り傷絶えぬ 君の事 ときめき絶えぬ 君への心
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相談も 惚気も愚痴も 聞くからさ 最後はきっと、きっと私を
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空、どうか 昇る朝日を 食い止めて もう少しだけ 君といさせて
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埋まってた 夏の予定に 感づいて 作り笑顔で 背中を押した
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光差す 向日葵色の 海を行く 麦藁帽の 君に手を振る
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事なかれ 穏やかに世を 漂えば 傷もつかぬが 皺ばかり増え
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メモの隅 無意識に書く 君の名を 決して消さずに 優しく隠す
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夜を裂く 七色の花 簪に 浴衣纏った 君の眩しさ
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嫌だったはずの暑さも愛おしい 君という名の海に溺れて
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「晴れちゃった」 離した肩を 寄せにきて 「日傘がいる」と 言う君が好き
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また蝉か 雪も見ぬ間に 四季巡り 実らぬままの 愛が熟れてく
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移りゆく 季節よ共に この愛も 涙も夢も 連れていってよ
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「好きです」と お辞儀したまま 見上げたら 頬つねる君 夏が始まる
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傷まみれ 事切れた蝉 見下ろして 傷ひとつない 我が身を嗤う
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胸埋め 貴方の鼓動 子守唄 眠る私は 抱き枕だね
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太陽に 見紛う君を 焼き付ける 目に染む汗の 痛みも連れて
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外廊下 彷徨える蝉 木に運ぶ 黄泉では君が 糸を垂らせと
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薄れゆく 陽炎みたいな 愛い笑顔 織姫にすら なれなかったね
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