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夕立の のち鮮やかに 顕つ虹へ ペトリコールの 野の道をゆく
10
人の歌も 自分の歌も 分からずに 737(ナナ・サン・ナナ)は 乱気流中 /投稿歌737首目
10
教えてよ口パクしてたあの言葉「愛」までやっと理解したんだ
4
「愛してる」たったの5文字も言えなくて背中にぼそっと「る」だけを抜いて
7
水葬の墓場のごとく自動車の亡骸残し千葉豪雨去(い)ぬ /2026年8月千葉豪雨
18
会いたくて でも会えなくて 切なくて 静かに指が写真をなぞる
5
好きなのは一緒に食べた限定のチョコではなくて、2コくれた君
6
ネコみたい ボールで友とはしゃぐ君 目で追いかけて見てる私も
4
産業の コメと言われる 半導体 エーアイ覇権に 命削りて
7
灼ける陽を遮るものなき埋立地 ダンプ、クレーン、ショベルのサバンナ
14
鴨渡る空の彩雲ひき連れて 時を超へたる絵巻のごとし
6
てっぺんの 太陽嗤う エアコンの 真下のわたし 白い息吐く
5
鶺鴒が渚に残す表意文字 尾をふりながら読み解くがごと
6
あぢさゐや青の時代のピカソ展 生きる痛みを青に混ぜつつ
4
線を引く 貴方の優しさ 受け止めて 私の線は 曖昧なまま
5
スマホ出しカラオケ気分を味わって昼飯を食う青春の時
5
ラジオでは二人芝居が佳境なり今の内なら損はさせぬと
5
さようなら さようならって つたえても きおくのなかで きみはほほえむ
5
真新し 日傘をさして 通勤路 持ち手に赤い 飾りをつけて
19
寝不足と残暑に疲るる体を 時をり癒やす初秋の微風
21
はにかみて 席立ち譲る 青年に 素晴らしいよ!と 眼差し送る
28
駅前の 木々が湯気など 吹き上げて 汗の泉に 時計溶けおつ
8
目覚ましもスマホ·スムースも丁寧に止めて寝坊の私に力を/一時間って
11
異国より訪れし
少女
(
(
おとめ
)
)
真珠のごと小さき歯覗く 艶めく唇/「真珠の耳飾りの少女」日本再公開
14
けふもまた日にち薬が剥いでゆく痛みの皮よあと何枚か
10
価値観が すべて自由に 変わりゆく 釦違えて 戦始まり
9
われの名は歌河千舟いざ漕がむ流れの先は無い輩滝
6
自販機で 水を買いたい 友に添い にわかにはじまる スマホ教室
10
朝毎に数回測る血圧計 一度たりとも同数値なし
10
不良品と呼ばれる前は鉱山で
宇宙
(
はは
)
の目元に抱かれていたよ
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