約束か呪いなのかも 分からずに 渡せぬ言葉 なぞる消しゴム
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鈴虫の潜む聴力検査室 サイン送るも虫の声なり
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天神碕宙返りする夕つばめ 南へ向かふ旅のさなかに
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皿に盛る無花果美味のコンポート ワイン色した吐息を漏らす
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苦しみは薬になるのよ 強がって遠く見送る 銀色の背中
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君と見たグランド染める赤き陽は六十年(むそとせ)のちの今も鮮やか
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KURAKIYONOKUMONOIZUKUNISUMUTORINOKAGEDANINAKEREBAHATENAMUTOINORU
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新米と一緒に送らる干し柿はたっぷり甘く蜜のあふれて
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折詰の蓋をあければ酢のかほり吾子ら手にとるかんぴょう巻き
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シガリロを 楽しみながら ほうじ茶と 午後のひととき 香りあまやか
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クーラーとやっと縁切れ秋深し すぐに暖房季節は進む
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不作にて採れたる芋は少なくも筋肉痛は少なくもなく
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肉薄す一羽見目好き雀蜂 君の六肢の鋭利けぶって
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雨なので今日は休みだ外仕事内の仕事もついでだ休も
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ペンと紙 インク片手に 無私の間は 真っ白でもあり 真っ黒でもある
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立候補 者の名を連呼 ウグイスの  男性版は カラスと知り
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藍も緋も下地に統べる黒ありき 燃ゆるパリーのくすぶる自由
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無駄なもの削ぎ落とされて体内が浄化されてくそんな感じだ/ダイエット
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知己などが 訪れてくる時にだけ トイペを高いものに変えたり/見栄
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開始から二十日目の今日グラフにはわずかながらに変化あらわる/ダイエット
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お互いにこんなに本持ってる中で唯一かぶったライ麦畑
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自分では気にとめなかった言の葉を「落ちてるよ」って拾ってくれた
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鳥の声喧(かまびす)しいと見る外の雨にぬらぬら長尺トタン
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朝サラダ育てたサニーレタス添え彩り鮮やかいただきますね
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ゆっくりと何かが遠くなってゆく縞縞模様の二月の砂丘
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置かれた場所で花咲かずともさざれ石の巌をとなりて苔のむすまで
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シンクからゲジゲジ救助コップからカメムシを駆除さわやかな朝
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誰も知らぬ我の一面知る君が背に居ることり睡魔に落ちる
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上空にへの字レの字を描く群れ南へ帰る翼見送る
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カフェの中 渦巻く思いや 言の葉が 答えの出ない 話を紡ぐ
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