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つぼ八や養老乃瀧通っては鳥貴まぶしき昭和の夕日
14
目に留まりこころに留まる楽しさが ひとつふたつと増えていく春
23
青き日のきおくに酒を注ぎ合ひ同い年しかゐない呑み会
14
不都合さ 出始めて知る 老化なり 長い付き合い 時は過ぎ行く
18
羊焼くアベルを神は寿ぎて 穀物捧ぐカインを疎む
20
また来ます またとは何時か ふわふわと 予定に書けない 予定が増える
20
前世での 約束のため 現世へと 君を探して 約束の地へ
9
青空へ白木蓮のつぼみ立ち再起の君へ春を祈りぬ
40
いつからか 砂糖入れず飲む珈琲 苦き味わひ心に満ちて
27
一輪車押して
媼
(
おうな
)
は春の道 株に土付くほうれん草乗せ
45
ネギ油 炎が上がるカウンター 香ばしい麺 一気に食す
30
小窓から 月灯り漏れ 静寂な 離れの茶室 無の一服を
33
歌の橋 月まで千年つらなりて重ねる短ざく飾る浮世に
25
ニコニコと いつも機嫌が いい俺を 嫌いと言う奴 いつも不機嫌
5
書きかけの言葉の脇に茶も冷えていつよりここに我ありしかな
10
液晶の青き光に浮かびしは誰が指の跡ぞ名もなき塵か
8
エアコンのリモコン探す
3
時半
28
度の脱出ゲーム
4
一夜にて大地を覆いて地を築き
幾世
(
いくよ
)
幾歩
(
いくほ
)
に減る
土瀝青
(
アスファルト
)
10
君がためクレーンゲームにお金積むボタン押す指に期待ふりつつ
6
「このたびは・・・」心とりあえず会見でうわ言連ねる紙のまにまに
7
春のはず視界は温し凍る風お昼の旅びと陽風サンド
17
生き抜けばいつの間にやらフル装備キズは消せないあとの祭りで
18
孤の粒で磨けば光る木目かな熱に応えて艶は浮き出し
18
紅しじみ風の野の辺に吹きまぎれ草端に
寝
(
やす
)
み今日は居るらむ
11
初歩的なミスで叱られ帰り道、ちびちび飲んでる春のお汁粉。
11
「会いたい。」とLINEしかけたその指を、デグーが優しく甘噛みしたよ。
4
芋けんぴ。先が結構尖ってる。孤独な頬をつついてみたり。
6
コインランドリー。中島みゆきを口ずさむ。回る回るよ、パンツは回る。
6
誰のことも信用してないあの人は、若い頃かなりモテてたらしい。
4
各地にて 開花予想の 来たる春 ところがこちら 雪の知らせが
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