父さんのお母さんおばあちゃんから僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
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「この服は赤が目立たないからいい」ヒゲまで血まみれサンタクロース
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カリカリとポッキーの如頭からししゃも食む曽孫ひこ四才男子おのこ
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「年寄りのクリスマスイブだからね」とローストチキンをほぐしをる妻
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きみに会う予定がわたしの睡眠剤 やわいときめきかかえて眠る
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終業後、悶々連ねてもう二時間 言霊飲み込み雨も上がって
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声重ね 午未ごび酔いにと 移ろへば 名さへ忘るる 欠けし逆月
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「にんじんを星のかたちにしてくれた」娘の中に残る聖夜は
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五年前生きていた猫に画面の向こうから飼い主のように睨まれており
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クリスマスカラーに仕上げし具沢山ミネストローネでほっこりとイブ /トマトの赤にさやいんげんの緑
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なんちゃってケーキだけれど 「母さんのケーキ」と呼ばれ今も昔も
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大晦日女子会できる幸せよ さぁ始まるぞセカンドステージ
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太陽は僕に姿を見せないで 今日も黙って沈んでしまった 
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看護師の脈を取る手が冷たくて冬の寒さはそこはかとなく
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遠出するつもりで リュックに入れていた サラダ記念日回収 チラ見
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何回も会いたい だけど叶わない  伝えたいことだけ積もる冬
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信号機 貴方の元へ 行きたいよ 変わるのはいつ? ずっと待ってる
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雪の夜 光が街に 照らされる 貴方は誰と 景色見たかな
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シャンパンを交はす つま 新婚のクリスマスイブにも この居間で
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都内では 良心価格の スーパーで 3号ケーキが 3980さんきゅうぱー円か…
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夕暮れの空を切り裂き怪獣のビームのごとく飛行機雲行く
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あ、痛いな  そう気づいたらもう 元の無邪気な日々には戻れない 
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気を使い 空気を読んで 疲れ果て 好かれもせずに おいらは二十歳
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平穏な いつもの道が 歴史では すごいところで 私びっくり
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目を離した隙に本棚を倒すとかもしてくるおじゃまぷよ
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クリストは誰のことかと親に問う悲しき玩具を与えられし子
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聖よき夜の ツリーの下に 寝ていた愛犬 今年は白き ぬいぐるみ置く
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パクパクと いつも私はエラ呼吸 自分一人の部屋が水槽
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わがへと マフラーを編む 聖夜かな かぎ針以外は ひさびさ手にした
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Wi-Fiを突如遮るマイクロ波 「チン」の知らせで動画は再開
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