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まな板に打ちつけられて赤貝は 身をビリビリと蘇らせり
16
二人から引き裂かれるのは何時だろう心の傷は今から起こる
4
酒蒸しの夏はまぐりは口を開け 溢る潮に三つ葉散らせり
18
ふたつの恋どうじさに進む恋だろうか一年かがりで落とした華よ
5
帰り際二人っきりのエレベーターほなかな恋は諦めていた
4
腰痛み目覚める狭間にここはどこ今日は仕事に行く日だろうか
5
諾々と 唯々諾々と 駄句を詠む
アヒル
(
D u c k
)
さんとは タッグを組んで
14
AIは 知りたいことに 無回答 裏に見えたる 影は闇なり
15
聞こゆるは 吹けば散りゆく「大丈夫」 か細き声の 宙にほどける
13
スマホ越し 過労を含む その声に 絆される俺は 意外と単純
12
「SNS」風が舞い立つ 「SNS」元を辿れば 流行り飾りか
13
雪路さん 大山のぶ代 玉緒さん 生きていけよや 寿美花代さん
12
啖呵
(
たんか
)
切る 「片山さつき」以下同文 勇ましくあり 国内市場
13
体罰が 罪と解らぬ
男
(
お
)
の子らに 伝えたること いと難しき
13
スポーツは 平和の糧か さに非ず
算盤
(
そろばん
)
はじき ただのイベント
17
俺はネェ 小狡い奴が 大嫌い 自分自身も 好きになれずに
12
コモドドラゴン珈琲豆を挽いたなら遠いスタバへ走れるだろうか
21
声聞かず 幼き君は 跳ね回り 日本の未来 君に預ける
14
今宵また浅き眠りの長い夜 夢と
現
(
うつつ
)
を行ったり来たり
19
いい歳で母が居なくて泣いている夜はあまりにさみしすぎるよ
28
となり部屋いびき聞こえぬ夜が続くずっと聞こえる耳鳴りの音
27
捨てたくない母の作ったお惣菜はちきれそうな腹に押し込む
25
優しくて 軽やかな歌 紡ごうと 言葉探すも どれも馴染まず
22
墜栗花
(
ついりばな
)
甘き香りの雨に濡れ次第深まる枝葉のみどり
10
蚊をうつ手 血に染まらざる 嬉しさよ
3
時
経
(
ふ
)
れば 涙に変わる 降る雨か
3
水無月の 無は無しじゃなく 助詞の「の」か
4
長雨
(
ながめ
)
傘 心と違い 弾む雨
2
悪いやつ ゲリラ豪雨に 慌ててる 人を中から 眺める自分
5
エアコンをつけた途端に居なくなる 寒がりな君と暑がりの吾
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