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年の瀬に干支の話をしていたのに今年の干支をもう思い出せず
7
スカートを一回折って考える 姿見を見てやっぱりやめる
8
まかないの湯気の立ちたる肉うどん 喉の熱さを閉じ込めている
8
戦争は人の狂気の地獄絵図 殺人罪とはいったい何か
20
半分に割ったピザまん三対二 三をあげるね二の方がすき
4
ひとりゆく深夜二時半のコンビニ金木犀の香る近道
7
自信薬あれば誰もが主人公 優の劣のと思わなくなり
19
「ごめんね」と言えば「いいよ」と決まってた。いつの頃から「いいよ」で済まぬ
23
二日酔いと浮腫み無念極まれりガリガリ君しか食べられぬ刑
26
青年にドア開けられてしずしずと五十五の我乙女となりぬ
34
琴線を 暴力的に 引っ掻いた 君が容疑者 僕が被害者
7
春セーター色鉛筆は十二色画用紙持ってお出かけしたし
23
燃やしたら 骨と灰しか残らぬが 仕草も会話も私でしかない
8
暖かき イランより来て チョウザメの 居る海に降る 雨を寒がる /2016年10月25日カスピ海時雨
9
水槽の かわいい金魚 見ていたら それは餌だよ アロワナ見てよ
7
真夜中に柿ピーむさぼり舌を噛み、出来た悲しい口内炎です。
7
芥川と太宰の本は売ったけど、『すごいよ!マサルさん』は売れない。
5
馬鹿がいい馬鹿を目指して馬鹿を積む馬鹿は前向き馬鹿は希望さ
18
また一つサプリが増えたキッチンで、立ったまま飲む第三のビール。
9
ラーメンが出来上がるまでの三分で気づいた真理を食べたら忘れた。
5
北風と雑巾絞ってかじかんだ指先で送る励ましLINE
8
土筆らと 春の行進 並ぶ我
5
目覚むれば 頬撫でゆけり 春風や
4
突っ伏して 筆の進まぬ
目借時
(
めかりどき
)
5
春ゆくをまわり道せむ 手を繋ぎ月の蒼きに追ひかけられたし
20
ホームラン どんな場面も 文句無し 勢いづいて 全部持ってく
6
啓蟄の 天道虫や
翅
(
はね
)
ひらく
7
頬つたう涙は花粉のせいだけで乾きし暮らしに涙少なし
11
爆撃の 煙立ち立つ バクー見て 思い出だしぬ 雨寒き宿 /2016年10月24日バクー雨Guest House Inn
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隻眼の 妖怪の如 地下鉄は トンネル内ゆ 駅に近づく /大阪メトロ中央線堺筋本町駅〜AIは「隻眼」の意を正確に読み取る
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