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蜩
(
ひぐらし
)
を 湯舟に沈みて ひとり聴く マンドリンに似た 声の
蒼
(
あお
)
さよ
25
どんな日も 今も思い出すのは
向日葵
(
ひまわり
)
に 似た母の笑み あの笑い声
23
孫たちと過ごした盆が去った今 いつもの静寂 やけに身に沁み
24
一夏を 詰め込み遊ぶ 故郷の 静かな海に 映る島影
18
友が言う「かき氷機を買ったから一緒に作ろう」小一の夏
11
東京と名古屋の間のどこかしら 小腹満たしのグミに飽きてる
4
海風を 樹海遮り 雨しずく 土に還りし 御魂ありなむ
10
入り口に 蚊よけ吊して 効能は? 令和時代の 魔除けのグッズ
12
花落ちて 雲を散らせる 風も無く 沼に池には アオコ蔓延る
15
織姫よ 会えるだけまし 縮めない 画面のなかは 終演のあと
7
この夏の蝉の死骸を集めたら何個ぶんだろう東京ドーム
8
今言った言葉が消えてゆくように淋しい夏の喫茶店ポー
10
空曇り熱が逃げない夜だって冷たい天の川を渡って
12
君の毒 時間と温度管理して 増殖止める対策施行
5
裾折っておニューの厚底その艶を見せびらかした愛嬌 よろり
7
夕蝉や 冷えたやっこに 醤油とわさび 崩し食べるは 悪くもない
7
頭痛薬追加止むなし スペシウム光線だって効かぬ時あり
7
おふくろは昼寝していた 結界のような
箒
(
(
ほうき
)
)
をとなりに置いて
8
ツーブロの4日経過で伸びたるを触れて分かるのバリカン用意
5
『子供なら お外に行って 遊びなさい!』 だからお外で Switch2
7
一年で残した言葉見返せば過ぎた恋にも花火が上がる
6
「手を出すな!弟子は黙って 見て学べ!」 見てるだけでも 怒るじゃん…
5
「まだ暑いけど」を言い添えて秋立ちぬ 熱籠りたる駅裏あたり
10
口きかぬフェーズで三日きてますが虹が綺麗と夫に云いたい
23
五十点。わたしの人生振り返り半分点とりゃ合格とする
20
注意して『二度あることは 三度ある』 すなわち過誤は 一度じゃ済まぬ
5
逝く友も生きる私もあはれなる残暑厳しいことだけ確か
29
膝元で 眠る愛犬 我が伴侶 かわいいかわいいかわいいかわいい
2
かわいいと言われて嬉しデイケアで 孫のお下がりキティの
T
シャツ
33
ゆうぐれの空間はアメジスト色 魔女がささやく 「さよなら向日葵」
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