小川かわ沿いのホワイトレースフラワーの清き姿に心洗わる
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これ全部読んだら人生もう少し良くなったかなと眺める本棚
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たのしみはパン屋でどれにしようかと悩みつトングで威嚇する時
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通院の日取り決まらずもどかしく送りの息子伺うばかり
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今週も水曜は曇り両脚を引きずるように子犬のワルツ
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靴音が大きく響く静寂で音無く語るルノワールの絵
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悲しみをこらえた涙 溢らるる 母の如し 慰む小波さざなみ
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雨乞いの紫陽花は待ち青淡し濡れたればこそをかしやかなり
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なんだけど また環状線遅延だよ(涙)昨夜のレクチャー ほぼほぼ意味無し
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体重を気にした途端巡りくる不思議な物よ甘い洋菓子
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今夜はね 年イチ 焼肉食べホの日 近年お気に入りは とんタン塩なり
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炎天下ペンキの剥げた自販機の溢れる缶の同じ体熱
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土をこね時計の針は重なりて終わりを知らぬ造形思考
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食パンとスプレッドカビるの怖くって 4日続けてクイニーアマン(カルディ)
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起きぬけに ねこやってきて まんまるなおめめで「あっあ!😸」目尻が下がる
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久方の推し活してる緊張に 自分にこんな気持ちがと思う
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待ってるとなかなか来ない路線バス 久しぶりだと空を見上げる
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海を見て「でっかい琵琶湖」笑み誘う 琵琶湖育ちの保育園児は
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やらなきゃと思った細々こまごました事をやり終えた今日良しとするかな
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金色の麦の穂波のさわさわと 注ぐ初夏の陽刈り取りを待つ
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夏支度 気ままに風を 入れながら 桃の煎茶で ひと息入れて
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腕ごしの積み重ねたぬいぐるみクマノミのように黒シャツ覗く
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華やぎの 街とうらはら リラ冷えの フィックス窓から 眺める夜空
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人類がみんな憂鬱だったなら、やさしいひとはもっといたかな
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コンニチワ、コンニチワってテーマ曲 昔と同じ言葉の万博
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窓のないロフトの服に扇風機だれかいるのと問われて気づく
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地下鉄に乗って着いたよ万博に 手荷物検査で既に行列
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夢洲ってユメシマと読むの今知った 昔はこんな駅なかったはずだ
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四十年前 初任地だった大阪は こんなに人が多かったろうか(ナメとった)
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痛ければおしえてください充電用ケーブルに埋まる右手をあげて
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