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お魚を綺麗に食べるねと言ってくれた あなたを守る魚でありたい
4
踏切で群れる鳩へと警笛を鳴らせば教官わたしを𠮟る
11
きらきらと
川面
(
かわも
)
の映える
古里
(
ふるさと
)
のワンコを連れて散歩する朝
15
床板を鳴らす爪の
音
(
ね
)
脳裏をば
再生
(
リピート
)
す 亡き
愛犬
(
きみ
)
の足音
22
金でなくオレンジだった
甥
(
おい
)
の髪どちらにしても会えて嬉しい
11
隣より野球ニュースの漏れ聞こゆ寝床のわれはズキンでアウト
6
鹿の骨二本燻して供えたい 線香よりも喜びそうで
5
ふたまわり もう巻けないね絆創膏 母の手のひら逃げ出す指よ
5
未
(
ま
)
だ青き 稲穂が涼風ゆれながら 黄金に染まる秋遠からじ
23
俺だってたかが三十年だよ と母にぶつけたあの夜のこと
8
キャンプして同じ漁り火見しひとの足跡消ゆる朝の浜辺に
33
朝の戸を 訪て叩くは 夏の影 秋の袖引き いまさら何を
13
山間の 路傍に咲きし鬼百合の 孤高の姿凛と立ちをり
24
みーんみんから変わってる蝉の声 ツクツクボウシ秋を告げるや
9
いつの日か 消えるであろう トーク画面 スクショしながら 懐かしむ夜
7
野垂れ死ぬような気がしていた父に 存外友が、いるのを知る夜
35
怖いよな 人をいかすも 殺すのも 口から出てく 武器次第なの
7
受け止めたつもりでいたが、なぜだろう 説明すると涙が出るの
5
さようなら 空の青見て 独りごつ 雲に溶けいく 煙を眺め
6
真実も事実もいらない言葉もそう 信じるなんてナンセンスでしょ?
5
子宮脱にペッサリー入れ具合問ひ患者の笑顔に安堵してをり
6
痛みに鈍いあなたが好きよ 必死に生きなくていいとホッとするから
4
夢なら無痛と誰が決めたの 生きていてその境界がほんとに分かるの?
4
さよならね 不安がわたしを煙に巻き 嫌な女にするから今夜
3
白き手の 角帯結べぬ愛しさよ 「合っていますか」「合っていますか」
4
北国は 早いんだよな コマーシャル 毎年思う もう冬タイヤ?
9
今ちょうど片足出せば肉塊になれると思うAM8時
6
いつの日か私が貴方を忘れたら 殺してください もちろん貴方が
5
父の撮る母はいつでも笑ってて誰が笑わせてるかも分かる
22
予約して 五分話して 薬飲む 治らないけど 医者に罪なし
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