抱擁の熱わけあって果てたなら冷たささえも愛しく思う
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明日参る お墓にねむる 父思い 好物食べる おやつ菓子パン
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あの頃の賑わい消えて人まばら 寂しき我が町 神社の大祭
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鳥の群れ 一斉に飛ぶ 空に見る 上弦前の 昼の月かな
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きりぎりすリリリと戸口で鳴いておる冬近づきて声も細りぬ
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再放送 久方の推し 観るたびに 未だ忘れじ このときめきを
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コーヒーを丁寧に淹れる午後だからきっと世界はぼくらに優しい
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千分の一ミリを知る職人の旋盤のうえに完璧はをり
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深夜でも煮沸している哺乳瓶  乳のにほひに父となりゆく
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休日の 朝から飲める 嬉しさよ 何と言っても 手製味噌汁
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夢ごこちふわふわゆらり舞い上がる七色シャボンに透ける秋空
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似合ってる!孫娘へのイヤーカフ若さっていいキラキラしてて
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娘から亡夫(つま)の好物届きたる 生あらば今日七十八歳
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「甘いな」と笑う夫のその口にそっと重ねるカフェオレの泡
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いつまでも 都会の夜は 明るくて ホントの夜を ウソで隠して
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弟は現物兄はスマホにてそれぞれ遊ぶジグソーパズル
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不本意に微笑む日なり間違えて名前を紹介された時にも
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何もかも捨てて出たいな一人旅ほんとのわたし見つける旅に
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うそだよと 俺があのとき 引き止めて 続けていても 同じよとキミ
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幼子が 落ち葉踏みつけ 音奏で 半月経てば 落ち葉のピアノ
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コロコロと好きになったり思い出す 常に秋空常に愛しい
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心落ち溶けては落ちてまた溶けて湖面の上に広がっていく
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母の足音が聞こえて  あわてて手を濡らす結露  ガラス窓の絵
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返納をしても良いかな五十過ぎ生活保護で車も持てない
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朝昼夕 四季折々に 声を変え おのれ役者だ カラスさまさま
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日曜も人の動かぬ小春日に編み物しつつ宅急便待つ
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嘘つきの君を好きだと笑ってたとっくに本心知っていたのに
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ケーキ持つ あなたの右手は 動かずに 左手だけが 楽しげに揺れる
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訳知らず 団扇のように 立つ木々は 陽射し受け止め 風をいなして
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この歌にいいねをくれた受験生真心込めて勝つ!勝つ!勝つぞ!
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